ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために

 

おはようございます。

 

医師、看護師の人生の転機でお役に立つ

転職・開業コンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「日本の社会戦略 

 世界の主役であり続けるために」 

PHP研究所 稲盛和夫堺屋太一 を読みました。

 

医師キャリア戦略

 

私にとっては、稲盛さんと堺屋さんは

非常に尊敬している人物ですので、

この2人が共著しているなんて

是非読まなければ!と思ってしまったのですが、

やはり読んで良かったです。

実に勉強になりました。

 

この本の解説は下記のように書かれています。

 

【倫理なき経営、格差問題、教育破綻……。

 官僚主導による辻褄合わせの「大局観なき改革」では、

 国家の危機に対応できず、

 没落の途に繋がるだろう。

 

「滅亡の足音」がしのびよる今こそ、

 新しい日本社会のコンセプトを創らなければならない。

 

 世のための経営、高付加価値型のものづくりを/

「素封家」のような国へ/

 日本に残された時間はあと二十年/

 経済界も義務教育に協力する/

 才能は私物化してはならない/

 民が疲弊して国が栄えることはない――稲盛

 

団塊の世代」の定年は戦後文化脱却のチャンス/

 官僚は任期十年で民間に下れ/

 日本の形と気持ちを「千日」で変えねばならぬ/

「消費者に受ける」学校こそ伸ばすべきだ/

 六十歳を過ぎてこそ「自由な労働者」だ/

光源氏流」から「武士道」の時代へ/

「目に見えない借金」が大きく増えている――堺屋

 

 日本の行く末を見据え続けてきた先導者が、

 徳と富、物心両面の「真の繁栄」を得るための

 戦略を論じた警醒の書。 】

 

いかがでしょうか?

混迷する政治、停滞する経済、と現代日本の抱える状況は

未来を不安にさせるものであります。

 

そんな閉塞感もこの本に書かれている事が

いくつかでも実現されれば、

もしかしたら…と思わせるような内容です。

 

2006年出版ですから

少し内容は古くなっていますが、

むしろ逆にこの頃から何も変わっていない、

全く良くなっていない、

いや悪化しているとも言える現状がよくわかります。

 

この本で問題提起されている事が

そのまま現在も続いているのです。

ホント、このままではいけないですよね…。

ホント、頭が痛いです…。

 

さて目次ですが、

 

始章 日本の未来は「選べる社会」

第一部 日本にしのびよる「滅亡の危機」

第1章 大局観なき構造改革

第2章 強化された官僚主導体制

第3章 骨抜きにされた日本の政治

第4章 「心を高める」ことを忘れた日本の教育

第二部 世界から尊敬される経済大国へ

第5章 高付加価値型のものづくりへ

第6章 新しい資本主義の確立

第7章 企業人は国を支える誇りと自覚を

第8章 徳と富を備えた国家に

終章 世界から尊敬される日本へ

 

となっております。

 

稲森和夫さんのグローバルな視点と

精神面も含めた考え方。

 

堺屋太一さんの客観的に

日本社会を見た分析力とアイデア

 

そうだよな~、なるほどな~、と感嘆しながら

読み終えました。

 

いろいろご紹介したい箇所はあるのですが、

1点だけ。

 

終章で

<「国益最優先」では、日本の将来は暗い>という

章立てがありまして、

稲森和夫さんが国益ではなく、

人類全体の事を考えるべきだという事を書いています。

 

【このように、人類が現在抱える課題は、

 いずれも地球規模で発生し、

 被害が爆発的に拡大していくことが特徴であり、

 さらにその解決にあたっては、

 国家という枠組みを超えた、

 地球規模の取り組みが必要なことが共通しています。

 

 しかしながら、人類はいまだ国家中心の視点に立ち、

 自国の国益を守ること、

 あるいはその最大化を図ることを最優先しています。

 

 各国政府は、国家の威信を保つことに腐心し、

 他国からの侮辱に対しては、

 武力行使を含む毅然たる態度をとることが、

 国家の正義だとしています。

 

 さらには、自らの国益を確保するためには、

 他国に対して戦略のみならず、

 策謀を駆使し合うことこそが、

 外交であると考えています。

 (中略)

 今後も、われわれ人類が「国益」を最優先する、

 狭い考え方にとらわれ続けるなら、

 世界が現在抱えるさまざまな問題を解決することは、

 おそらく不可能になるといっても

 過言ではないと私は思います。

 

 また、世界各国との友好という

 基盤の上にしか成立しえない

 日本の将来も暗澹たるものになってしまうことでしょう。】

 

いやはや頭が下がります。

 

まるで現在の中国、韓国との領土問題を

見越していたかのような内容です。

 

こういった考え方を持てるようになれば、

人類の未来は明るいものになっていくような気がします。

 

もちろん理想論ではありますし、

一国でどうこうできる問題でもありませんが、

こういった理想すら頭にない人も多い事でしょう。

 

他にも、政治、経済、ビジネス、行政など、

様々なキーワードで目から鱗が落ちるような捉え方、

考え方が書かれています。

 

次の選挙の為にも、

読んでおくべき本ではないかと思いました。

 

お奨め度 ★★★★☆ とさせて頂きます。

 

それでは、また…。

 

 

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