ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

下り坂社会を生きる

 

おはようございます。

 

医師の転職、開業の情報提供をしている

医師転職相談センターの運営企業、

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「下り坂社会を生きる」

島田裕巳×小幡績 宝島新書 を読みました。

 

医師キャリア下り坂

 

宗教学者である島田氏、

経済学者である小幡氏の対談本です。

 

この「下り坂」というフレーズが

気になってしまい、

つい買ってしまった本です。

 

島田氏、小幡氏ともに、

学者ではあるけれども

どちらかと言えば主流派ではないというか、

はみ出し者(もちろんいい意味です)では

ないかと思うんですね。

 

逆に言えばそんなお2人だからこそ、

この本が出来上がったのではないかと思いました。

 

何となく破天荒というか、

いわゆる普通ではない方同士の対談という香りが

プンプンと漂ってきます(笑)。

 

まずは目次からご紹介します。

 

第1章 成長神話の終わり

第2章 政治家と官僚の下り坂

第3章 経済学の下り坂

第4章 大学の下り坂

第5章 職業の下り坂

第6章 お金の下り坂

第7章 脱成長を生きる発想

 

学者2人の対談ですから、

お堅い内容を想像される方も

いらっしゃるかもしれませんが、

いやはや言いたい事を思う存分、

自由気ままに語っていますので、

難しさは全くなく気軽に読める内容です。

 

骨子はまえがきにわかりやすく

書かれています。

 

「日本は、いまやすべての面で

 下り坂を迎えている。

 下り坂社会だ。

 高齢化、人口減少、成長経済の終焉、

 縮小する経済。

 政治の矮小化、官僚組織の衰退。

 大企業の安定雇用の終焉、

 高偏差値有名大学を頂点とする

 教育システムの崩壊。

 メディアの影響力の低下。

 しかも、出口、反転のない、

 永遠の下り坂だ。」

と、これだけなら

もう読む気もなくすのですが、

実は続きがありまして、

「しかし、これは絶望ではない。

 永遠に下り坂を迎えられるということは、

 これまで、随分登ってきたということだ。

 日本社会、経済には、蓄積がある。

 これまで登ってきた積み重ねがある。

 それを活かそう。

 それだけのものが日本社会にはある。

 (中略)

 それは、これまでに慣れていない

 下り坂に戸惑い、

 下ることを躊躇しているからだ。

 日本の現在の停滞は、登りから下り、

 往路から復路への転換点に、

 戸惑っているだけなのだ。

 ギアを切り替えれば、

 社会の未来は開けてくる。」

と書かれています。

 

面白そうですよね~(笑)。

 

で、私の率直な感想は、

非常に面白く感じた部分と、

その論理は無理があるんじゃね?と思った部分と

両方があり、勉強になった~と言うよりは、

刺激になった~という感じでしょうか。

 

ある一面では冷静な現実を

見据えているとも言えるのでしょうが、

もう成長は終わりだ、

これからは完全に下り坂だなんて言われたら、

これからの若者は

夢も希望もなくしてしまいますよね。

 

また40代半ばのおっさんだって、

まだ何かできるとか、

これからしたい事とかがある訳で、

下り坂に、

はいそうですかという訳にはまいりません。

 

この本に書かれている事は、

頭の片隅に入れておく必要はあるのかもしれません

 

が、これだけになってしまうのは

あまりにも危険なような気もしました。

 

ただ、職業、お金の項は

結構面白かったです。

特に若い方には参考になると思います。

 

お奨め度は ★★★☆☆ と致します。

 

読む価値はありますが、

どうもすっきりしない…。

そんな内容かもしれません。

 

それでは、また…。

 

 

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