三井と歩んだ７０年

おはようございます。

医師の転職、開業の情報提供をしている

医師転職相談センターの運営企業、

ジーネット株式会社の小野勝広です。

今日は実に勉強になった本をご紹介します。

「三井と歩んだ７０年」　江戸英雄

実は、たまたまですけど

私は三井物産の方とはご縁があって

勝手ながら三井グループには

いいイメージがあり、

関心が高かったのです。

皆さんにとって「三井」って

どんなイメージでしょうか？

今でこそ、三井○○という会社は多く、

自然に受け入れられていますが

実は関連する会社は物凄く多いんですよ。

例えば…

東芝、東レ、ＩＨＩ、イビデン、サッポロビール、

三機工業、新日本空調、昭和飛行機工業、

ジーエスユアサコーポレーション、

太平洋セメント、第一園芸、ダイセル化学工業、

電気化学工業、東亞合成、ＴＢＳ、

トヨタ自動車、日本製鋼所、日本製紙、日本製粉、

日本紙パルプ商事、日本ユニシス、フジクラ、

富士フイルム、三国コカコーラボトリング、

三越伊勢丹、イトーヨーカドー、

オリエンタルランド、クラボウ、相模鉄道、

鹿島建設、西部ガス、セントラル警備保障…

等々。

関係の深さはいろいろですが、

現代日本の名だたる企業が

名を連ねているんですね。

これにプラスして、

冠に三井の付いている企業も多く、

三井海洋開発、三井化学、三井金属工業、

三井情報、三井精機工業、三井精糖、三井倉庫、

三井造船、三井デザインテック、三井農林、

三井不動産、三井ホーム、三井松島産業、

三井三池製作所…等々。

ここに、そもそも御三家と言われていた、

三井物産、三井鉱山と旧の三井銀行…、

今は三井住友銀行ですね。

この住友グループとの合併により、

三井住友海上火災保険、三井住友建設、

三井住友カードなどなど、

三井と住友の両方の冠を得た企業群も

多くあります。

三井財閥

え～、この本は戦前の三井財閥が

三菱、住友、安田など

他財閥に大きく水を開けて我が世を謳歌していた頃から、

戦後の財閥解体で

最大財閥として相当の被害を受けた頃、

そして、その後の再結集と新事業などの事が

赤裸々に書かれております。

ここの部分は実に読み甲斐がありました。

著者である江戸さんは、

三井グループの中心に若い頃からおり、

その後は三井不動産の社長、会長をなされております。

なので、

日本初の超高層ビルと言われた霞ヶ関ビル、

オリエンタルランドの設立、

そしてディズニーランドの開園などの秘話も

非常に読んでいて面白かったです。

また、三井不動産事件と言われている

三井グループにとってはマイナスな事件に

関しても記録として残してくれています。

あくまでも「三井」中心に書かれていますが、

中には三菱や住友との比較なども書かれており、

日本の戦後ビジネスの変遷という意味でも

勉強になりました。

「賢者は歴史に学び、

　愚者は自らの経験から学ぶ。」

歴史から学ぶ事って多いですね。

私自身も

これからのビジネス人生に活かしていきたいと

思う材料をたくさん得る事ができました。

大切なのは、変化の時に何を考え、

何をすべきか？ではないかと思います。

ご関心ある方は是非、

ご一読なさって下さい。

江戸英雄　↓

古い本なので

見つけるのが大変かもしれませんが、

図書館なども活用してみて下さいね。

それでは、また…。

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