おはようございます。
読書がライフワークになっている
医療業界のコンサルタント
ジーネット株式会社の小野勝広です。
かなり懐かしく、
ある一定の年代の方しか知らないと思いますが
「くうねるあそぶ」という言葉が
流行ったことがありました。
日産のセフィーロという車のCMで
井上陽水さんが出ていたことを覚えています。
ふと思い出しただけなんですけど
このCMはかなりのインパクトを残して
実際にこのセフィーロという車は
かなり売れたんじゃないでしょうか。
思わず検索を掛けてみましたら
何と日産はスカイラインで
この「くうねるあそぶ」を復活させるらしいですよ。
まあそんな話しは置いておいて…
食う、寝る、遊ぶ。
現代を生きる我々は少し意識が足りないかもしれませんね。
食うは日常なのでまだいいですが、
睡眠時間が足りない人は多そうですし、
仕事が優先され過ぎて
遊びを忘れちゃっている人も少なくないかもしれません。
今回ご紹介する書籍は、
【 人生も仕事も変わる!最高の遊び方 】 です。
本書をピックアップした理由
『 人生も仕事も変わる!最高の遊び方 』
成毛 眞 宝島社 を読みました。
成毛さんの著書もかなり読んできました。
こんなことを言ったら失礼かもしれませんけど…
私にとって内田樹さんは読まねばならない
この世に2人といない存在です。
生きていく上で必須となる生存戦略であったり、
哲学的な問題として考え方を学びたいのですね。
しばらく内田さんの本を読まないと
居ても立っても居られなくなります。
ところが成毛さんの場合は
そういう感じてはなくて、
この人の着眼点は取り入れておきたいとか、
この人の捉え方は是非とも知っておきたいという
ある種のビジネス的な発想であったり、
ビジネスパーソンとしてどう生き抜くか?という
サバイバル戦略なのかもしれません。
もちろんそれが心地良いから
こうして何冊も読んできているのですが、
本書はね~、最高の遊び方ですよ(笑)
正直言って私はあんまり遊んでいません。
ず~っと仕事をしています。
別にそれが嫌ではないんです。
むしろ楽しんでいるくらいです。
若い頃から考えたら想像もできないのですが、
いいのか悪いのかはわかりませんし
仕事が遊びになっている?
遊びのように仕事をしている?
そんな感じすらあるんです。
読書以外にこれという趣味もないですし、
娘が成長して一緒に遊んでくれなくなってからは
寝ている時間以外はずっと仕事をしていて
今はそれでいいのですけど
あと10年後はどうかな?
20年後に完全に仕事を引退した時に
時間を持て余したりしないかな?と考えて
本書を購入しました。
ある程度は内容も想像できます。
それくらいに成毛さんの生き方や考え方は
読書を通じて知ったつもりですけど
それでもなお成毛流の遊び方を知ってやろうじゃないか。
そんな意気込みで本書を読み始めたのでした。
目次
1 そもそも遊びとは何か?
2 ボクはこうやって遊んできたー成毛眞の遊び方
3 偉人たちに学べ!超一流の遊び方
4 今すぐできる!20の遊び
5 遊びの達人特別対談ー六角精児×成毛眞
感想
まあ遊びをテーマにした本ですから
特別な感想は特になくて(笑)、
成毛流の遊び方を学んだということに限ります。
ただ毎日ハードに働くビジネスパーソンや
医師や弁護士の皆さんにとっては
たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか?
発想の転換だと思いますし、
自分にない価値観を得るのも大事ですからね。
私たちは大人になるにつれて
職業を持つことによって、
ある面での自由を失ってしまいますね。
でも本来はこれがダメなんであって
大人として成熟しようと思えば、
より良い仕事をしようと思えば
自由は絶対に必要なんですよね。
その意味では仕事のできる人ほど…
成功者であるほど
遊び上手と言えるのかもしれません。
日本人は真面目ですから
遊ばなければならないなどと考えて
必死こいて遊ぼうとしたりするのでしょうけど
それだと自由とは言えないですよね。
もっとナチュラルに、
遊びの結果を考えたりすることなく、
それこそ子供と一緒に遊ぶくらいの感覚で
楽しみながら大いに遊びたいですね。
私自身も遊び下手なところがあるので
もっとリラックスして
自由気ままに遊びたいなと思いました。
娘が小さい頃に一緒に遊んでいた時が
最もよい遊びをしていたのかもしれないなあ。
それでは恒例の私がグッときた箇所をご紹介いたします。
遊びは意味がないから遊びなのだ。
意味がないからこそ、
遊びは意図的にやらないとダメだ。
何となく話題の映画を観に行き、
何となくSPotify🄬で流行りの音楽を聴くのは、
遊びではない。
意図しない行為は遊びではなく生活だ。
また、意図的に「やらない遊び」を決めるのも
大事なことだ。
(P.24)
成毛流、遊びの定義ですね。
まあ確かに「意味がない」って
意外と現代社会では難しくて
我々は常に「意味」を求めてしまっているかもしれません。
その点では遊びと生活の区分けって
実はかなり難しいかもしれません。
私のような人間には特にそうですが、
それでも本人がこれは「遊び」だと割り切っているなら
どんなことでも「遊び」でいいんじゃないかなと
思ったりするのも事実です。
私にとっては「読書」も「遊び」の一環ですし、
場合によっては仕事もそういう面もあります。
あまり難しく考えるのではなく
何でも思い切り遊んじゃえばいいのかもしれませんね。
美術史のなかで、
従来の価値観に対するアンチテーゼを描くことで
評価を得る。
そのいかがわしさこそがビジネスだ。
(P.37)
これからのビジネスマンはアートを学ぶべきだと
成毛さんはおっしゃいます。
確かに世の流れとしても
そういう傾向にありますから理解はできます。
しかし、アートが極端に変化するときは
ビジネスも変化するとおっしゃっていて、
アートは社会を反映するとも述べています。
私たち一般人はアートをどう遊びにすべきか。
「その瞬間が面白ければいいのだ」とおっしゃいます。
なるほどね~、変にアートとか
かしこまったりするのではなく、
もっと子供心のように楽しんじゃえばいいのか。
それが何らかの「変化」や「革新」であれば
何だか面白い展開が生み出せるかもしれませんね。
これからの観光に求められるのは
エクスカーションだと思う。
日本の観光地でも、
エクスカーションは強力な武器になるであろう。
(P.79)
このエクスカーションをどう訳すかは難しいですが、
双方向コミュニケーションであったり、
体験型のイベントとかアトラクションという感じでしょうか。
これだけ情報が溢れる時代ですし、
youtubeを見ればだいたい動画もありますよね。
その中で厳選した体験をしたいとなると
それは大掛かりなものではなく、
もっとライトで手っ取り早くて
ワクワク感のあるもののほうが良いのかもしれませんね。
もしかしたらこれは観光だけではなく
ビジネスにも活かせる発想かもしれません。
エクスカーション的なサービス。
遊び心満載でユニークなものが考えられるでしょうか。
興味のあるものにだけ集中し、
極めるということは、悪いことではない。
むしろ、天才と呼ばれる人たちは、
得意なことが飛び抜けてでき、
普通の人なら当たり前にできることができなかったりする。
ある分野のスペシャリストにならなければ、
世紀の大発明などできない。
(P.124)
これは電話を発明した
グラハム・ベルについて書かれた箇所なのですが、
まあ天才や世紀の大発明と
一般人を比較してもしょうがないですけど
誰もがスペシャルな部分は持っているでしょうし
ナンバー1よりオンリー1じゃないですが、
何か突き抜けたものを持てるといいですよね。
そしてそれは意外と仕事から離れて
遊びの部分から出てくるかもしれないな。
そんなことを考えました。
ここであげた遊び方と同じように遊ぶ必要はない。
遊んでいる過程のなかで、
もっと面白い遊び方を発見できたら、
どんどん変えてしまってもいいのだ。
また、いずれも最後まで完璧にやろうとする必要はない。
何せ、遊びなのだから。
(P.184)
遊びは遊びとして徹底しないとね。
中途半端に仕事にしようと思うと
それは遊びではなくなっちゃいますし。
むしろ徹底的に遊んだほうが
意外と仕事になっちゃったりするかもしれません。
何にしても軽い気持ちでね、
遊びなんだからどんなことをやってもいいんだ、
と思ってやればいいんじゃないかな。
遊びに貴賤はないと思います。
遊び心とは言いますけれども、
現代人は、その遊び心を持てるような
余裕自体を持つことが大変だと思いますよ。
だってネットやゲームをやっていたって、
あれが遊びと言われたら、
何かもうすでに違うような気がします。
あれはある種の依存だし、
経済のなかに
埋め込まれてしまっている気がして仕方がない。
(P.203)
経済の中に組み込まれることが
悪いとは思わないですけど、
ある種の足かせにはなるかもしれませんね。
どうせ遊ぶのであれば
あらゆることから自由でありたいですね。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
遊びって難しく考えてしまうと
結局は遊びから遠ざかってしまいますよね。
成毛さんの紹介する遊びは
「超」成功者の事例であったり、
ちょっと突拍子もなかったりするので
私は正直やってみたいと思えなかったけど、
もっと自分の心、
自分の心地よさに素直に従って
楽しいもの、ワクワクするもの、癒されるもの、
そういうものに自然と取り組むのがいいのかもしれません。
いい仕事をするためにも
いい遊びを取り入れていきたいですね。
それでは、また…。
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