ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

この世知辛い世の中を

どう生き抜いていくのか?

 

意識的か、無意識かは別にして

おそらく多くの方が

何らかのヒントを欲しているのではないでしょうか。

 

私はもういい年なんで

それなりの社会経験がありますし、

自分なりの生存戦略は持っているつもりです。

 

でもそれに甘んじてはいけないという

謙虚な気持ちも同時にあるのですね。

 

時々はどう生きる?という書籍は

きちんと読んでいかねばと考えております。

 

今回ご紹介する書籍は、

【 アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント 】 です。

 

 

本書をピックアップした理由

『 アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント 』

永江 誠司 講談社+α新書 を読みました。

 

アドラーの本は

記録に残っている限りでは

下記を読みました。

 

ka162701.hatenablog.com

 

この書評ブログを書き始める前のほうが

たぶん多く読んできたと思います。

 

やはり心に刺さるのは

若いときのほうが多いですからね。

 

でもやっぱり時々戻ってきたくなるというか

思い立ったが吉日ではないですけど

あ、と思った時には読んだ方がいいのが

アドラーの教えではないでしょうか。

 

本書は人生論として

勉強になるかなと思い読み始めました。

 

目次

序章 アルフレッド・アドラーーその人と心理学

第1章 劣等感ー不完全な自分を受け入れる

第2章 目的論ーはじめに目的ありき

第3章 自己決定性ー自分の人生は自分が決める

第4章 共同体感覚ー人のために何ができるか

第5章 ライフスタイルー自分らしい生き方を

第6章 ライフタスクー愛は最も困難な課題である

第7章 勇気づけー横の関係で人は育つ

終章 人生の幸せー幸せに生きるには条件がある

 

感想

世の中には

アドラー好きと言えるような方が

いらっしゃいます。

 

それはその方の価値観であるし、

やはり勉強になる点は多いので

とても良いことだとは思うんですね。

 

それと比較すると

私は特別アドラー好きではないし、

ごくごく稀に読むくらいなので

どの程度頭に入っているのか疑問です。

 

でも面白いのは

読む度に新しい発見があり、

いや、もしかしたら昔もそう思っていたのかもしれないけど

まあそれでも何度読んでも学びになるわけですね。

 

それはアドラーが人が生きるとか

人生の本質をしっかり貫いているからなのでしょう。

 

本書に置きましても

なるほどなあ…

確かにそうだよな…

うん、わかるわかる…という

箇所があちこちに散りばめられています。

 

これを心理学と言うべきなのか

哲学と言うべきなのか、

私にはそこまではわかりませんけれど

生きる元気が失われつつある方や

進むべき道に迷う方などは

アドラーを読むと

視界が広がっていくのではないでしょうか。

 

私自身も本書を読んで

やっぱりたまにはアドラーに返ってきて

しっかり読み込んだほうがいいなと痛感しました。

 

それでは私がグッと来た箇所をご紹介いたします。

 

アドラー

「人は、ただ社会的な、

 そして対人関係的な関わりのなかにおいてのみ人となる」

といっている。

さらに、

「人の悩みは、すべて対人関係の悩みである」

ともいっている。

(P.3)

 

その通りと思います。

人の世界の宿命ですよね。

 

でも私たちは1人で生きていけるものではないし、

それは通らねばならない通過点とも言えるでしょうか。

 

劣等感は、それほどに主観的なもの。

だから、主観が変われば

劣等感の質も変わりうるのだ。

(P.29)

 

誰かの歌にもありました。

「自分の背中は見えないのだから

 恥ずかしがらず人に尋ねればいい」

 

そういうことではないでしょうか?

自分の劣等感が意外と他者から見たら

何ら気にするものではなかった…みたいな。

 

心理学にスモール・ステップの原理というものがある。

これは、最初から高い目標を掲げるのではなくて、

目標を細分化し、

小さな目標を達成していく成功体験を積み重ねながら、

最終目標に近づいていくことを指す。

(P.57~58)

 

細分化してスモールステップ。

大事ですよね。

 

人は目標が遠すぎると

諦めがちですから。

 

実現可能な目標をクリアし続けることによって

自分を成長させることになりますし

それが自信に繋がっていくのでしょう。

 

哲学者のジャン=ジャック・ルソーも、

「人間を作るのが理性であるとすれば、

 人間を導くのは感情である」といっている。

(P.62)

 

理性を失うと人はとんでもないことをしでかします。

感情を失うと誤った方向に進みます。

犯罪者とはこういうものでしょうか。

 

別に犯罪を犯さなくても

理性と感情がぶっとんでいる人は

孤独になりがちですよね。

辛そうです…。

 

人生が困難なのではない。

あなたが人生を困難にしているのだ。

いまの自分を変えることができれば、

人生は困難なものではなく、

きわめてシンプルなものになってくる。

自分が変われば困難な事態も変わり、

人生も変わってくる。

もし、自分が変わらないのであれば、

それは変わらないことを

自分で決めているからなのです。

(P.72~73)

 

ふ~む、ガツンと来た。

そうなんですよね。

自分次第なんですよね。

 

キャリア論的にも、人生論的にも

絶対に頭に叩き込んでおいたほうがいい

教訓と言えるのではないでしょうか。

 

自分で自分を混乱させていないか?

自分で自分を苦しめていないか?

セルフコントロールが不可欠ですね。

 

健全な人は、

相手を変えようとせず自分を変えるが、

不健全な人は相手を操作し変えようとする。

他人を変えるのではなく、

自分が変わる。

共同体感覚に則して、

それが健全な人のとる自己決定性なのである。

そのことによって、

相手との信頼関係を作り直していく。

それが、結果的には相手が変わる契機にもなるのだ。

一方、そのような自己決定のできない不健全な人は、

どうしても過去にこだわり、

他人を悪者にし、

自分は常に被害者だと思い込む傾向がある。

自分は悪くないのだから、

自分が変わらなければならないなどとは思わない。

従って、自分から積極的な行動をとることはない。

結果として、

いつまでも変わらない自分、

そしてそのことに気づかない自分で居続けるのだ。

(P.84)

 

自省と自制。

謙虚さを失うと自分は堕落しますね。

 

自分が正しい、

間違ってるのはあいつだ

そう思ったら相当に危険です。

 

人間関係を良好に保つコツは

ここにあるように思いました。

 

共同体感覚が身に付いていない人は、

たとえば

「自分さえよければ他人のことはどうでもいい」

「自分のために他人を操作してもいい」、

あるいは、

「将来の自分よりも現在の自分のほうが大事だ」など。

自分の利益のみを考えて行動しようとするものだ。

これが、私的論理といわれるものである。

(P.94)

 

今だけカネだけ自分だけ。

ホントここからの脱却こそが

人間性を磨くために必要なんだと思います。

 

悪魔のサイクルではないですけど

今、金、自分を優先すればするほどに

逆にすべてが離れていくんですよね。

 

仕事で失敗したくないなら、

仕事をしなければいい。

人間関係でいやな思いをしたくないなら、

誰とも付き合わず、

自分一人でいればいい。

しかし、それでは生きていないとの同じではないか。

(p.106)

 

ふむ、確かに。

嫌な思いをしないのは無理なのだから

いかに嫌な思いと上手に付き合うか。

 

こんな考え方を自分に与えたいですね。

そうしないと結果的に嫌な思いをすることになりそうです。

 

共同体感覚を身に付けるには、

頭のなかで考えるだけではなく、

自分のとる行動の一つ一つについて、

「この判断は、自分のためだけでなく、

 人の利益にもなるだろうか」、

そして「この行動は、

 自分だけでなく相手の利益にもなるのだろうか」と、

より大きな共同体のためになっているかどうかを考えて

実行することが大切である。

(P.109)

 

利他の心。

結局、私利私欲は自分を貶めますね。

仮に表面上は取り繕うことができても

必ず化けの皮が剝がれるものです。

 

勇気づけの具体的な言葉がけとしては、

「あなたの熱意が実って、私も嬉しい」

「協力してくれて、ありがとう」

「あなたが助言してくれたことで、とても助かった」

「そこのところが、あなたが頑張ってきたところだよね」

「いい結果が出て、本当によかった」

「とても頑張っているね、何か手伝うことがあったらいって」

などを挙げることができる。

(P.163)

 

やはりポジティブワードは人に響きますね。

ネガティブワードは自己満足と引き換えに

相手が離れてしまうことが多いのでしょうね。

 

レフ・トルストイは、

「人間が幸福であるために避けることのできない条件は、

 勤労である。

 そして、人生にはただ一つだけ疑いのない幸福がある。

 それは、人のために生きることである」といっている。

(P.185)

 

前述しましたが

昨今では「今だけカネだけ自分だけ」と

利己的な考え方が広がる一方ですが、

あるイチ時点は得るものがあっても

長い目で見ると必ず没落していますね。

 

つまりそれは真理ということです。

 

自分だけでなく、

仲間の利益を大切にすること。

受けるよりも多く、

相手に与えること。

それが、幸福になる唯一の道である。

与えよ、さらば与えられるだろう。

(p.187)

 

洋の東西を問わない真理と言っていいでしょうか。

「唯一の道」らしいですから

頭に叩き込んでおかねばなりませんね。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

いい勉強をさせていただきました。

正直、スラスラと読み終えてしまうつもりでしたが

何度も読み返す箇所がいくつもありました。

 

結局、考え方が自分の人生を作るわけですし、

それによって道が決まっていくのですね。

 

いい思いも、嫌な思いも、

自分次第なのだなと頭に叩き込まれました。

 

それでは、また…。

 

 

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