おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職コンサルタント歴13年の
ジーネット株式会社の小野勝広です。
<「キャリアアップ」のバカヤロー
自己啓発と転職の”罠”にはまらないために>
常見 陽平 講談社+α新書 を読みました。
率直に申し上げますと、
期待を大幅に超える
読み応えのある本でした。
実は少し前ですが、
下記のようなブログを書きました。
「キャリアアップという強迫観念!?」
https://gnet-doctor.com/blog/archives/3769
私の考えていた事を、
よりわかりやすく
理由を添えて書いてくれています。
う~ん、着眼点は近いのに
こんなにも内容に差が出るなんて…(苦笑)
著者はリクルートの出身者。
ここだけの話し、
リクルート出身者の方の本は
あんまり当たった記憶がありません。
勝手な私のイメージですが、
ごく一部を除くと
読後にふ~んという感触で終わってしまう事が
多かったんですね。
ですが、この本は大当たりでした。
お奨め度は ★★★★☆ と致します。
はじめにの部分からエンジン全開です。
「みなさんにお聞きしたい。
<キャリアアップ>という言葉で、
焦ってはいないだろうか?
この言葉に、脅迫されていないだろうか?
これに取り組む自分に酔っていないか?
私にもそんな経験は、ある。
そして言いたい。
早く<キャリアアップ>という
幻想、妄想、曖昧な不安から脱却しろ、と。」
とあり、
「まずは<キャリアアップ>という
幻想を捨てることから始めよう。
キャリアにはアップもダウンもない。
無駄な経験なんてひとつもないのだ。」
とおっしゃる。
う~ん、素晴らしい。
非常に共感できます。
働くとは何なのか?
不透明な時代に仕事で夢を持てるのか?
キャリアってそもそも何なの?
転職を考えなきゃいけないのか?
組織にどう向き合えばいいのか?
上司とどんな関係を構築すべきか?
自分をどう成長させるべきか?
理不尽な仕事にどう向き合うか?
などなど…。
こんな悩みって、
老若男女関わらず
持っているのではないかと思います。
この本を読めば
すべて解決するとまでは言えませんが、
解決する為のヒントが
ちりばめられております。
特に20代や30代の若い方にとっては、
目からうろこが落ちるような、
そんな感動も得られるのではないでしょうか。
今、目の前にあるもの。
きっとそこには
今は気づけないかもしれませんが、
未来の自分にとっては
宝物になるような
大きな価値が隠されているのだと思います。
そう思えるかどうか。
その考え方が持てるかどうかが、
この先の仕事を楽しいものにするか、
つまらないものにするか、を
決めてしまうのかもしれませんよ。
最後に目次をご紹介しますね。
はじめに -「キャリアアップ」という曖昧な不安
第1章 なぜ、「キャリアアップ」に脅迫されるのか?
第2章 転職のバカヤロー
第3章 私の「キャリアアップ」漂流記
第4章 自分磨きのバカヤロー
第5章 20代のとき私が知りたかった12のルール
となっています。
キャリアアップしなきゃ…。
自分のキャリアはこのままでいいのか?
キャリアってどう積めばいいのか?
そんな悩みを持つ方には
是非読んで頂きたい良書です。
おススメ致します。
それでは、また…。
<ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!>
・医師向け情報サイト<IBIKEN> 医療ビジネス健全化協議会
いいね!と思ったら下記もポチ!