ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

普通に働け

 

おはようございます。

 

医師が本業に専念できるように、

転職や開業をオーダーメードでフルサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「普通に働け」

常見 陽平 イースト新書 を読みました。

 

医師キャリア 普通に働け

 

普通に働く…。

意外と難しいのかもしれませんね。

 

普通って何だ!?という疑問もありますが、

ごく一般人が、

ごく普通に働くという事が

許されない環境というのが

存在したのは事実かと思います。

 

バブル時代然り、

失われた10年然り、

リーマンショック以降も然り、

グローバリズム時代も然り…。

 

しかし潮目は完全に変わったと

私は考えています。

 

本書にもあるように、

メディアは事実を報道するのではなく、

答えありきで

報道したい事を多少捻じ曲げようが、

都合の良いデータだけをピックアップして

広告主や権力に耳障りの良い

情報発信を続けてきました。

 

常に結論ありきで

世論をミスリードし、

しょうがねえ…やるしかねえか…という、

おかしな風土を作る

手助けをしてきたように思います。

ブラック企業を生み出す元ですね…。

 

そして個人は犠牲にされ、

労使関係は「使」が

常に優先されてきました。

 

しかし電通事件をきっかけにして、

「労」の反撃が始まりました。

今回は政治や行政が味方しています。

 

病院経営者や開業医の先生方は

気を付けた方が良いと思います。

 

聖路加さんですら

指導されるのですから…。

 

えっと話しがズレました。

本書ですが、

雇用の世界を健全化しようと

果敢にチャレンジしている姿勢が伺えます。

 

極端なケースを持ち出して、

これが世の趨勢だと論を進める手法に異を唱え、

雇用の現場に幻想を生み出して、

働く我々が混乱し、

ある意味では夢遊病者のように考える力を失って

ただただ目の前にある仕事に取り組まされる…。

 

そんなに特別な存在を

目指さなきゃいけないのか?

 

一流を目指し、

キャリアアップを実現し、

スゴイ存在にならなきゃいけないのか?

 

もしそうなれないならワーキングプアだ…と、

あまりにも両極端な選択肢しか

提示されない現在の雇用現場を伝えるメディア。

 

いやそうじゃないだろ!

そもそもスゴイ存在なんて

全員が目指す必要はないだろ!

 

スゴイ奴も、一流の定義も、

キャリアアップとは何ぞやという意味合いも、

ワーキングプアのデータも嘘偽りは多いし、

働いている人々の大半はごく普通の人で、

ただ普通に働いてるだけなんだぜ!

 

著者はこんな事を主張しています。

 

そもそも日本って国は

普通の人が、

普通に働き、

普通に暮らしてきたからこそ

これだけの経済発展を実現できたとも

言えるかもしれません。

 

総論に翻弄されたり、

雇用データの解釈に戸惑ったり、

そんな事よりも、

私たち1人1人は

自分らしいキャリアプランを描き、

ごく普通に日々を働く。

 

こういう愚直さが

現代には欠けているのかもしれませんね。

 

本書の全てに納得…という事ではありませんが、

著者の主張にはある程度共感ができるし、

雇用の現場で働く1人として、

多くの専門家である医師の働くを

サポートする1人として、

普通に働くという着眼点を貰った事には

とても有難く感じました。

 

キャリアカウンセリングとか、

将来ビジョンのご相談とか、

そういうシーンでは

有効活用できるように思います。

 

最後に目次をご紹介します。

 

第1章 「普通に働く」をめぐって

第2章 「若者×働く」の意識と実態

第3章 メディアが脅迫する「普通の働き方」

第4章 普通の私たちは「いい仕事」をしよう

    ー常見陽平×鹿毛康司

 

おススメ度は ★★★☆☆ といたします。

 

例えばお酒の場で、

仕事の話しをし始めると、

つい愚痴っぽい話しが多くなったり、

組織や上司への批判や

同僚や後輩への非難や

戦略や方針への否定であったりという

話しになりがちではないでしょうか?

 

そうではなく明日への活力になるような

ポジティブな話しになっていれば良いですが、

ネガティブな話題で

かえって疲れが溜まったりするよりも、

働くって事を

ピュアに議論できたらいいなと思います。

 

本書などがきっかけになり、

個々それぞれの考え方や思いをぶつけ合い、

さらに自分をブラッシュアップしていくような

ナチュラルな話し合いができたらいいですよね。

 

働くってすごく身近なものなのに、

意外とタブーが多いように思うんです。

 

そうではなくて日常である訳ですから、

良い情報交換を

気軽にできるようになれればいいですよね。

 

私どもに相談とまで行かなくとも

是非情報交換をしてみたいという先生も

今まで何名かいらっしゃいました。

 

もちろん大歓迎です。

どうぞお気軽にお声掛け下さい。

 

それでは、また…。

 

 

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