おはようございます。
医師のキャリアプランを中心に
転職、開業、経営シーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
政治って別に政治家だけのものではなく
私たち一般人も関わるべきと思います。
為政者の好き放題されちゃ困りますし、
我々も学んでおくべきですよね。
本日のブログのタイトルは、
【 救国の政治家 亡国の政治家 】としました。
本書をピックアップした理由
『 救国の政治家 亡国の政治家
中西 輝政 飛鳥新書 を読みました。
よく言われますよね。
日本人は政治について語りたがらないって。
営業の世界では、
政治、宗教、好きなプロ野球球団の話しなどは
できるだけ避けろと言われますが、
こういう文化も政治を語らない事に
ひと役買っているのでしょうね。
私は歴史を学ぶのが好きです。
政治本というだけではなく
ある意味では歴史書的な位置づけもあるかと思い
本書を手に取ってみました。
目次
第1章 「米中冷戦」と日本
第2章 二〇〇九~二〇一二ー日本政治の“深い闇”
第3章 国民に対する党ぐるみの“詐欺行為”
第6章 「戦後」からの決別
感想
いや~、勉強になりました。
救国、亡国と天下国家を語るのかな?
歴代総理大臣の器量について書くのだから
デカい話しでわかりにくいのかなと若干心配でしたが
いえいえ意外とわかりやすくて読みやすかったです。
中西輝政氏の著書は初めて読みましたが、
率直に言ってそうだ!と思うところもあれば、
ふ~ん、そういう風に受け止めるんだ…という箇所もあり。
主張に力強さがあるのは確かですが、
きっと本書を読めば多くの方が賛否両論だと思うのです。
でもそれでいいと考えます。
これこそが政治だと思うからです。
現在にも様々な政治的な課題があり、
それぞれの政策にも賛成あり、反対あり。
普通の事です。
しかし民主主義社会に生きる我々は、
多数決で社会の将来を決めざるを得ないのですから
喧々諤々の議論を踏まえ、
多数の人が賛成した方向に足を踏み出すべきです。
元英国首相のウィンストン・チャーチルも
「民主主義は最悪の政治形態らしい。
ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが。」
と述べたそうですが、
本当にその通りだと思います。
人類が民主主義以上に
素晴らしい政治形態を生み出さない限りは
民主主義社会の中で生きるしかありませんもんね。
個人的に今の我が国の政治的な課題は、
自分と違う意見を受け入れる、
多様な意見を戦わせる、
このプロセスが抜け落ちたまま
政策が決定されてしまう事だと思ってます。
くだらない揚げ足取りとか、
ミスを鬼のように追求するとか、
そんな事ではなく
正常な政策論議を戦わせて欲しいと感じます。
こういう事を考えている私にとっては
本書は素直な学びと反面教師的な学びの両方を
与えてくれました。
やっぱり多様な見解を知る事で
自分の考えもブラッシュアップしますね~。
評価
おススメ度は ★★★☆☆ といたします。
ちょっと厳しめの評価ですが、
これは賛否両論があるのを百も承知で
きっと否と思う方は気分を害すだろうなと思ったからです。
保守的な思想を持つ方は賛でしょうが、
革新的な思想を持つ方は否でしょうね…(苦笑)。
割と中道的な思想を持つ私は
客観的に読めたので勉強になりました。
それでは、また…。
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