おはようございます。
医師の転職・開業をご支援している
スポーツ、特に野球、サッカーが大好きな
ジーネット株式会社の小野勝広です。
【プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である】
片岡 宏雄 双葉新書 を読みました。
片岡宏雄…。
本当に野球が好きな40代~50代の方なら
きっとご存知の方も多いのではないでしょうか?
スカウトの中のスカウト。
スカウトのプロ中のプロ。
そう言っても過言ではないように思います。
主にヤクルトでスカウトをされてきた方なので
ヤクルト絡みの話題が多いですが、
それぞれのドラフトの裏話しなどもあり
実に楽しめました。
そんな方の著書なので
楽しみに手を取ってみたのですが、
いやはや大当たりでした。
スポーツものだからというのはありますが、
新書を1日で読み切ったのは久しぶりです(笑)。
それくらいに面白くて
一気に読み終えてしまいました。
まず目次からご紹介しますが、
第1章 20年に1人の逸材・高橋由伸
第2章 スカウトの表側
第3章 スカウトの裏側
第4章 誰が「金の卵」を殺すのか
第6章 赤く染まった神宮の空
第1章の高橋由伸については、
ちょうど巨人の監督に
就任したという事もありますが、
思い返せば巨人を逆指名する寸前までは、
ヤクルトに入る事が
既定路線と言われていたんですよね。
その頃の裏話しなどは
大変に興味深かったですし、
他にも大物選手のドラフトの際の背景や
事情などもワクワクしながら読めました。
スカウトと現場の狭間の話しや、
スカウトと経営陣との関係の話しも
内部にいた人にしか
わからない事なので
野球好きにはたまりません。
そして名選手で名監督である
野村克也氏を驚くほどにこき下ろしていて、
それが信憑性のある話しでもあり、
意外と言うか、
裏側を見せてもらったような
高揚感を得る事もできました。
毎年行われるドラフト会議ですが、
そこに行きつくまでのスカウトの活動、
そして人間模様、裏切り、葛藤、失敗…。
数々の悔しさ、
残念な思いを繰り返しながらも
会心の成功がたまにある…。
ある意味ではスカウトという仕事は
麻薬みたいなものかなと感じました。
例えが悪いですが…。
本書は野球好きにはたまらない
最高傑作の部類に入るかと思います。
おススメ度は ★★★★★ と致します。
スポーツものでは
初の満点かもしれません(笑)。
宜しかったら
お手に取ってみて下さい。
それでは、また…。
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