ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

バカを治す

 

おはようございます。

 

医師に転職や開業の有益な情報提供をしている

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「バカを治す」 適菜 収

フォレスト2545新書 を読みました。

 

医師キャリアバカ

 

適菜 収さん…。

存じ上げませんでした。

 

ホントに世の中には知らない事、人などが

あまりにも多くて

自分の無知が悔しくなります…。

 

本書はこのショッキングピンクがとても目立ち、

しかもタイトルが「バカを治す」ですから

非常に刺激的であります。

 

とても目立っていたのですが、

いつもの私でしたら

「お!」とは思うものの

手は伸ばさないと思うんです。

 

著者の適菜収氏が哲学者との事で、

哲学者がバカを語る!?

これは面白そうと興味を持った次第です。

 

本書では「バカ」を

「真っ当な判断ができない人」と定義しています。

 

無知とバカは似ているけど違うと主張し、

知識を持つバカもいるし、

知識のない賢者もいると…。

 

そして本書の目的は

「バカ」を批判する事ではなく、

「バカ」の本質を掴む事により、

自分の内部に存在する

「バカ」を克服する事なのだそうです。

 

いかがでしょうか?

結構興味深く思いませんか?

 

著者はニーチェゲーテを研究しているようで、

古典文学の価値に重きを置いており、

偉人たちの名言を引用しながら

「バカ」の本質に切り込み、

「バカ」な人を明らかに浮き立たせて、

「バカ」にならない為にどうすべきかを

教えてくれます。

 

ただ物言いがエキセントリックで

あまりにもどストレートな為に

著者の言葉に嫌気が指してしまう方は

いらっしゃるのでしょうね…。

 

私はそんな物言いもむしろ心地よく、

著者の考え方を素直に面白いと思いましたし、

真理を貫く姿勢に好感を持ちました。

 

人がどう思おうが、

どんな評価を受けようが、

そんなの関係ねえ…と

ズバッと切り込む勇気が際立ち、

現代社会のつまらない、

くだらない当たり前を

正面からぶち壊すような迫力に感嘆としました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

第1章 「バカ」を治す

 

第2章 「情報化社会」を治す

 

第3章 「近代」を治す

 

第4章 「民主主義」を治す

 

第5章 「男女平等」を治す

 

第6章 「正義」を治す

 

おススメ度は ★★★★★ と満点と致します。

 

久しぶりに

この人はスゲーって思いました。

 

私は必ずや著者の他の本も読む事になりますね。

それくらいの衝撃とワクワク感を持ちました。

 

どストレートな物言いだけに、

好き嫌いや賛否両論はあるとは思います。

 

しかし本書には知性と教養があり、

これを読まずに人生を終えるのは

あまりにももったいないと感じました。

 

これが本物なのかどうかは

著者の他の本を読んでから判断したいですが、

久しぶりに一気読みした

私の人生には好影響を与えそうな衝撃の書でした。

 

それでは、また…。

 

 

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