ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

雄気堂々

 

おはようございます。

 

医師の人材紹介会社、開業支援会社の中で

質に関してはトップを目指している

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「雄気堂々」 城山 三郎 新潮文庫 を読みました。

 

医師キャリアデザイン

 

上下巻、合わせて約1000ページ…。

このゴールデンウィークで読み終わりました(笑)。

 

先日、渋沢栄一の本を読んで、

さらに詳しく知りたいと思い、

私のまだ読んでない本置き場を見てみましたら

何と大好きな城山三郎さんの書いた

渋沢栄一があるではないですか!

 

これは運命だ!と思い、

読み始めました。

 

上巻は出生から明治維新後まで。

 

尊王攘夷の志士として

横浜を焼き討ちしようとした若かりし頃、

そして徳川慶喜がいた一橋家に仕官し、

家臣として、幕臣として活躍。

 

その後、明治維新が起こり、

主君であった徳川慶喜は静岡に隠居。

 

その頃にちょうど慶喜の弟である

徳川昭武の随員としてフランスに渡航

 

帰国後は慶喜のいる静岡で暮らそうと

考えていた渋沢栄一ですが、

大隈重信に請われて大蔵省に出仕。

 

この辺りまでが上巻です。

 

いわゆる江戸末期から明治維新後の

激動の時代な訳ですが、

この時代って明治の新政府側から見て

書かれた本が多いんですよね。

 

薩摩、長州、土佐が勝者な訳ですから

勝者の歴史が数多く伝えられています。

 

しかし渋沢栄一は幕府側。

 

私自身、今まで西郷、大久保、木戸、高杉、

そして坂本龍馬などの本は多く読みましたが、

幕府側では慶喜新撰組くらい。

 

ちょうど渋沢栄一のポジションってのが

非常に新鮮に感じ、激烈な歴史ではなく、

鬱憤がありながらも

淡々と生きている感じが

とても印象的でした。

 

さて下巻です。

 

大蔵省に出仕して、

井上馨を上司に持ち、

新政府の要人の1人になった渋沢栄一ですが、

フランスで学んだ合本主義を実現する為に

実業界に進出。

 

ただ何もかもが順風満帆だった訳ではなく、

明治という新しい時代、

そして新しい国体の中で、

もがきながらの我が国日本ですから、

当然渋沢栄一もそれに翻弄されました。

 

しかし渋沢栄一の人格面や

合本組織による商業の振興という信念が

500社以上の企業設立に関わる事が

できた所以なのでしょう。

 

ビジネスマンの1人として、

とても勉強になりました。

 

渋沢栄一の爪の垢を煎じて飲むべきレベルの私ですが、

彼の生き様を知り、

ほんの少しだけでも自分を成長させる事が

できるような気がしています。

 

ちなみに同時代を生きた

三菱グループの創業者である岩崎弥太郎

本書には登場します。

 

彼も大成功を修めた経済人なのでしょうが、

渋沢栄一とは正反対の考え方…。

 

読みながら何なんだこの人間は…と

腹立たしくもありました。

 

三菱自動車が世間を騒がせておりますので、

余計にそう思ったのかもしれませんが、

三菱がなくとも三井や小野が変わりになれますが、

渋沢栄一には変わりはなかったでしょうね。

 

おススメ度は ★★★★☆ と致します。

 

★5つでも良かったのですが、

上下巻では物足りなく、

上中下か、全5巻くらいのボリュームが

あっても良いかなと思ったので、

ひとつ減らしておきました。

 

いずれにしても大変に面白く、

勉強になった1冊でした。

 

それでは、また…。

 

 

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