ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

気の発見

 

おはようございます。

 

医師のライフ&キャリアプラン

転職・開業を通してより良いものにしていく

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「気の発見」 

五木 寛之 対談者 望月 勇 幻冬舎文庫 を読みました。

 

医師キャリア発見

 

何が気になって本書を手に取ったのか…

正直自分でもよくわからないのですが、

何か心に響くものがあったのでしょうね…。

 

そしてそういう時は

素直に従った方が良いと

私は考えておりまして、

本書もやはり正解でした。

 

メッチャ面白かったですし、

勉強になりました。

 

まず私は「気」の存在自体を

信じている訳ではありません。

 

もう少し言うと、

スピリチュアルとか、

霊的なものとか、

占いとか、

正直、微妙なポジショニングを取っています。

 

それこそコーチングとか、

メンターとか、

そういうものも頭から信じる事ができません。

 

だからと言って猛烈に否定するかというと

そこまでは行かずに、

科学だけで解明できないものがあり、

そこに到達する為には

目で見えないものも学ぶ必要はあるとは思ってます。

 

こんな私ですから、

本書に関しても最初は斜め読みのような感じで

スタートしました(笑)。

 

しかし、グッと引き寄せられました。

 

著名な作家である

五木寛之さんのスクエアな姿勢。

 

気功家である望月勇さんの誠実な態度。

 

これが上手くミックスされていて、

とにかく「気」を信じなさい!みたいな感じは全くなく、

実にニュートラルで、

自然体で受け止める姿勢に好感が持てました。

 

だからこそ読み続ける事ができ

かつ結構な学びになった訳ですが、

現代の科学だけでは解明できないものが

やはりこの世の中には存在している訳で

そのひとつに「気」もあるのでしょうが、

本書のポジショニングがスクエアな為に

シンプルに受け入れる事ができました。

 

とは言っても気功を受けてみたいとか、

「気」の存在を信じるようになったとか、

そういう事ではなくて、

もっと自然な受け止め方を

するようになったという感じです。

 

西洋医学と比較して

東洋医学について述べている箇所もありましたが、

どちらが優れているとか

そういう問題ではなく、

単に考え方の違いを明らかにしているだけで

そういうスタンスもスゴく良く、

わかりやすさもありました。

 

もしかしたらすでに日本の医療現場では

東洋医学的な考え方、

それこそ全人的医療とか、

1人1人の患者に合わせて…とか、

意外と取り入れられている部分も

あるのかもしれないなと思いました。

 

科学的に証明されないから

存在自体を否定するとか、

頭から怪しいと決めつけるのではなく、

そんな事もあるかもしれない…

ただそうして受け止めるだけでも

もしかしたら科学を超えた

人知を生み出す事になるのかもしれない…。

そんな事を考えました。

 

私は文系人間ですので、

わりとこういった世界が受け入れやすいのかもしれません。

 

是非理系の方、

医療従事者の皆様にも

お読みになって頂き、

感想を教えて頂きたい…。

そう思いました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

第1章 気の存在

 

第2章 気の力

 

第3章 気と想念

 

第4章 気と治療

 

第5章 気の思想

 

第6章 気と呼吸

 

第7章 気とヨガ

 

第8章 気といのち

 

第9章 気の声

 

おススメ度は ★★★★☆ と致します。

 

ホントは五つ星でも全然良いと思ってます。

 

乱発するのはどうかな…という気持ちがあり、

また他に取っておこうと思っただけです(笑)。

 

科学が万能である。

YESと思う方も、NOと思った人も

是非お読み頂きたいと思います。

 

それでは、また…。

 

 

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