ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

緊急対談 大恐慌情報の虚(ウソ)と実(マコト)

 

おはようございます。

 

医師に転職や開業の有益な情報提供をしている

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「緊急対談

 大恐慌情報の虚(ウソ)と実(マコト)」

三橋 貴明 渡邉 哲也 ビジネス社 を読みました。

 

医師キャリア情報

 

三橋貴明氏の著書は、

前回読んだ「真説 日本経済」

とても面白かったので

見掛けるとつい手に取りたくなります。

 

本作品は経済トレンドを分析する三橋氏と

金融のプロである渡邉哲也氏の対談という事で、

2011年発行と少し古い本ではあったのですが

その後の展開を踏まえて

現代史を学べるだろうと

読み始めた次第です。

 

まずは目次をご紹介します。

 

第1章 ユーロの混迷は果てしなく続く!?

 

第2章 混迷する大国アメリカの病巣をえぐる

 

第3章 「貸し剥がし」に合う中国・新興国

 

第4章 「日本の実力」を過小評価するマスコミ

 

三橋氏の著書を読むと、

新聞やニュースを見る必要などないかも…と、

感じてしまいます。

 

それくらいに世界、

そして日本の経済について

本質を突いているように思えます。

 

ギリシャをはじめとした

ヨーロッパ諸国が

いかにユーロという

統一通貨に苦しめられているのか?

上手くやっているのはドイツだけという現実。

 

アメリカの構造的欠陥と

イデオロギーが正しい政策を実行させない

病巣が深い社会になってしまっている事。

 

中国、韓国の経済は

いつ崩壊してもおかしくないという要因。

 

日本経済を復活させる為には、

雇用問題や財政赤字の解消に取り組むのではなく、

デフレ対策と投資の促進を実行すべき。

 

いずれも非常に興味深く読めました。

 

本書が発行されてから5年が経ち、

そうはなりませんでしたね~という

予測もあるのは

まあご愛敬でしょう(笑)。

 

述べている事には納得できるし、

予測が合っているかどうかではなく

我が国がどういう経済を政策を取るべきか?

結果的に雇用が増えたり、

財政赤字が解消する為には、

何が必要なのか?

 

そしてどういう政策を謳う政党に

政権を任せるべきなのか?

 

こういった事がわかりやすく書かれていて

スッと理解できました。

 

難しい事ばかりではなく、

1000円「玉」を導入すれば

日本経済に好影響を与えるなど

思わず笑ってしまう主張もありました。

 

社会保障や福祉を充実させる為に、

増税したり、

もう経済成長はしないと諦めたり、

最小不幸社会のように

小さなパイを分け合ったりする事が

いかに危ういのか?

ではどうすればいいのか?

 

デフレ脱却と投資による経済成長。

 

イギリスのEU離脱に象徴されるように

世界は激動しています。

 

そんな中で我が国は

世界との付き合い方を

どうすべきなのか?

 

マスコミの流す情報に惑わされず、

正しい情報を取り入れて、

自分の頭でよく考えていかねばならないなあと

つくづく思った次第です。

 

おススメ度は ★★★★☆ と致します。

 

世界や日本の経済を学ぶ事で、

きっと自分の仕事にも

プラスになる部分もあると思います。

 

そうだね…と思った方には

三橋氏の著書は

かなりおススメできます。

 

それでは、また…。

 

 

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