おはようございます。
毎日の読書が欠かせない
医療コンサルタントとして学び続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
そんな世界が現代社会にあるのか?
いや逆に言うと
こんな時代だからこそ
ブルーオーシャンが生まれてくるのかもしれません。
時代が変化する時には
今までにないものが生まれてくるものですよね。
今回読んだ書籍は、
【 日経BP総研2030展望 ビジネスを変える100のブルーオーシャン 】
です。
本書をピックアップした理由
『 日経BP総研2030展望 ビジネスを変える100のブルーオーシャン 』
日経BP総研 編著 日経BP社 を読みました。
本屋さんで
ふと気になって手に取りパラパラ…。
全然知らないトレンドもあり、
あ、これは読んでおかねば…と思ったんですね。
どちらかと言うと
この系統の本はあんまり好きではなく、
たぶん数年に1冊程度しか読んでないかもしれません。
ただ本書は気になったんです。
コロナ渦ということもあり、
時代の変化が避けられないと
常々考えているという事もあったかもしれません。
ブルーオーシャンという言葉にピンと来て、
これからのブルーオーシャンは何だ?と
思ったというのもあったでしょうね。
いずれにしても
今後のビジネスを考えるには
よい参考になりそうだな…と考えて
本気で学ぼうと思い読み始めたのでした。
目次
第1章 イノベーションが生まれる五つの構造変化
第2章 健康、食、QoL-人は幸せを求める
第3章 人のデジタル化、超人化ー個人情報こそ資産
第4章 働き方を変える術ー無形資産への投資
第5章 シェアリング・サービスーオープン時代の到来
第6章 社会問題、SDGs、ESG-有限資源を有効活用
第8章 ブルーオーシャンを見つけるために
感想
100のブルーオーシャンというだけあって、
実に多方面から各業界、様々な領域より
テーマをピックアップしております。
何となくは知ってるというものから、
な・何それ?と全く知らないというものまで
幅広く網羅されており、
私の知的好奇心は非常にくすぐられました。
ただ根っからの文系人間な私では、
サイエンスの先端であるものに関しては
正直理解が及ばないものもありましたが、
それはそれとして刺激になったのは確かです。
私の本業である
医療やキャリアに関しても
いくつか述べられており、
医療適正化コンシェルジュや
パラレルキャリア支援エージェントなどは
実際に何か手掛けられないか?と
とても考えさせられましたね。
よいヒントをもらったかもしれません。
恒例の私がグッと来た箇所ですが、
あまり相応しい内容ではないものの
いくつか思うところがありましたので
その点だけご紹介します。
イノベーションは市場にあって
市場に集中し市場を震源としなければならない。
(P.10)
一つの構造変化だけで市場ができるのではなく、
色々な変化が重なってさらに変化が起きたり、
ブルーオーシャンが生まれたりする。
(P.24)
イノベーションを起こし、
ブルーオーシャンを見つけるためにも、
幸せについての熟考が欠かせない。
(P.31)
スリープマネジメントは
日本にとって最も伸びる可能性がある市場である。
(中略)
伸びる理由は
日本が飛びぬけて睡眠不足の国だからだ。
OECDが加盟中三十三か国を調べた生活時間調査で
日本は睡眠時間の短さで1位になった。
(P.34)
個人の見える化が進むことで、
個人の趣味趣向、
健康状態に合わせて
個別最適化された食事や
食関連のサービスが提供されやすくなっている。
(P.49)
働き方改革は本来、
人という無形資産への投資であり、
イノベーションや新事業につながるものである。
(P.112)
このような採用方法や雇用形態の変化に伴い、
働く人にとって企業との契約や
キャリアプランはますますパラレル化(複線化)する。
(P.121)
企業側もフリーランス人材に注目しつつある。
事業の短命化、
イノベーションへの要請に対応するうえで
多様な人的リソースの協力を得る必要があるためだ。
(P.123)
人口構造の変化に注目せよ。
(P.221)
シリコンバレーのスタートアップは
朝食会でアイデアが出ると
その日の夕方にプロジェクトを始めたりするそうです。
(P.225)
どんな組織でもそうなのだが、
所属している人は
どうしても組織が期待していること、
組織から期待されていることを
考えるようになってしまう。
(P.227)
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
ブルーオーシャンになるかもしれないテーマを
100も挙げている訳ですから、
どうしても ひとつひとつの内容は
薄くならざるを得ません。
濃くしてしまったら
何千ページあっても足りないでしょうし…。
ただ知るきっかけと位置付ければ
本書は多様な知識を身に付けられますし、
興味のある領域は
個々が他の本で深掘りすれば良いとも思います。
その意味では入口として最適という感じですね。
これからの激変の時代、
何がどうなるかわかりませんし、
私たちの生活がどうなるか?
人と人との関係は変わるのか?
様々な変化が起こるのは
きっと間違いないのでしょうね。
それをいかにしてブルーオーシャンに結び付けられるか?
自分のビジネスで実践できるか?
私自身も模索します…。
おそらく多くの人が本書を読めば、
相当のアイデアが沸き起こるんじゃないでしょうか?
日本人の底力。
世界に見せつけたいですね。
それでは、また…。
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