ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

人間関係

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを軸にして

転職、開業、経営シーンでサポートし続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

IT化が進めば進むほど、

AIが私たちの日常に浸透すればするほど、

「人間関係」こそが大事になってくると

密かに思ってるのですがいかがでしょうか?

 

本日のブログのタイトルは、

【 人間関係 】といたしました。

 

医師転職人間関係

 

本書をピックアップした理由

『 人間関係 』

曽野 綾子 新潮新書 を読みました。

 

先日お会いしたある先生から、

小野さんのブログの書評は

実はよく読んでるし、

思わずポチっとしてしまう事も結構あるんだよね…と

好意的なお言葉を頂きました。

 

出版社から営業協力金でも頂きたい所ですが(笑)、

その先生曰く、小野さんの書評は原則褒める!

アマゾンの書評とか見てるとさ、

かなり辛辣なものが多く、

そこまで悪く言うなら読まなきゃいいのに…って

思ってしまうんだよね~だそうです。

 

確かに私の書評は、

余程の事がない限りは悪く書かないし、

全体的にポジティブに受け止めています。

それが良いとおっしゃって頂けて、

これはちょっと嬉しい評価ですね。

 

えっと、曽野綾子さんです。

この方は良い。

 

賛否両論あるみたいだけど、

私は完全に「賛」ですし

曽野さんの考え方には

「しなやかさ」と「安らぎ」を感じます。

 

本作は人間関係について。

私自身、学ぶテーマとして

「人」、「社会の仕組み」にフォーカスしてますので

人間関係について学ぶのは実に大事。

 

さあ、曽野さんは人間関係について

どう考え、どう伝えているのか?

非常に楽しみにしながら手に取った次第です。

 

目次

第1話 「手広く」より「手狭に」生きる

第2話 噂話と正義はなぜ迷惑か

第3話 倫理観は情況によって現われる

第4話 心は過不足なくは伝わらない

第5話 物心両面の独立こそ最初の資格

第6話 誰も他者の運命に責任はもてない

第7話 人間の器量はどこに現われるか

第8話 人は誰でも「心変わり」がある

第9話 要らないという人などいない

第10話 うまく行かない関係なら諦める

第11話 世にはいろいろな親切の形がある

第12話 会話は人間であることの測定器

第13話 痛みは決して分かち合えない

第14話 誰からも人生を学ぶという哲学

 

感想

どう考えてみても

大きな観点での人間関係には

正解というものはないと思います。

 

例えばAさんとBさんの中での

人間関係であれば

そりゃ正解ってものはあるかもしれません。

 

でもそこにCさんが加わったら?

Dさんも入ってきたら?

Bさんが抜けてしまったら?

 

おそらく人間関係の形は

その都度、変わっていき、

その変化に柔軟に対応していかねば

円滑な人間関係は成立しないと思うのです。

 

このような複雑系である人間関係について

曽野綾子さんがどんなエッセイを書いているのか?

 

私としてはかなり楽しみにしていたのですが、

期待通りの曽野さんらしさ、

何て言うのかなあ…。

 

ひと言で表すなら「自然体」でしょうか。

 

無理に飾り立てるのではなく、

自分を押し殺す事もなく、

特別な何かをするのでもなく、

素のままの曽野さんが

日常的に考えている事を

ありのままに書いている。

 

ふむ…、その姿勢たるや人間っぽさが

全快です(笑)。

 

言葉のひとつひとつにも含蓄があり、

でもごくごく普通の事でもある。

こういうサラッとした所が曽野さんのスゴさなのでしょうね~。

 

結局人間関係を突き詰めて考えていくと、

人間関係を良好にするコツとか、技術とか、

そういうものを期待してはいけないように思います。

 

だってそもそもそんなもんはないから…とも言えるし、

なぜならそれを考え行動するのが人生でしょうとも言えます。

 

まさに正解などなく、

いつまでも問い続けていくものだという事なのでしょう。

 

他にも曽野さんらしくていいなあと

私が感じた箇所をご紹介いたします。

 

こんなことを書いていたら、

私の胸にふと、

思いがけない思いが込み上げて来た。

それは、過不足なく、

自分の心を表しても許される庶民を生きることの、

この上ない幸福である。

最近、あらゆることに意見を持たねばならないような空気があるが、

私は大抵のことに結論を出せない。

(97P)

 

そうかあ。

庶民である事は自由でもあるんだな。

自由で、結論を出せなくてもいいってのは

確かに幸福の一種かもしれませんね~。

 

私のように人から良く見られることを、

あまり意味がないという理由だけで放棄するのもいけないのだが、

自分はたった1人、

後はすべて他人という社会の中で、

自分をどう位置づけていくかということは、

実にむずかしいことである。

(164P)

 

自分以外はすべて他人。

確かにこの世の中はそうできているんですよね。

だからこそ自分をどうポジショニングしていくかは

人生においてかなり大事であると思います。

 

とにかく日々を機嫌よく楽しく暮らすというのは、

それだけで大きな徳の持ち主と言える。

日本によくいるのだが、

終生、家では仏頂面をしていて、

妻の仕事のことなど眼中にないいばった夫というのは、

それだけで人生の成功者ではない。

なぜなら、妻1人にさえ幸福を与えられなかった人が

成功者であるわけはないのだ。

(182P)

 

う~ん、反省(苦笑)。

大きな徳を持つべく

日頃からご機嫌であろうと思います。

 

このように人間関係について

曽野さん節がさく裂している本書ですが、

読みやすく、

所々にグッと考えさせられる言葉があり、

人間関係の前提にもなるのでしょうが、

意外と自分自身を振り返るとか、

自分の生き方を考えるとか、

そういった自分自身の観察の仕方のようなものが

実は結構大事なんだという事を学べました。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

冒頭にアマゾンの批評云々の話しを書きましたので、

気になって本書の書評をチェックしてみました。

 

す・すると…

スゲー評判悪い…。

マ・マジで?

何でみんなそんなに本書を批判するの?

 

3割くらいは私と同様に

本書を高く評価していましたが、

7割くらいは批判だらけ。

 

ちょっとがっかりと言うか、

正直気分が悪くなりました。

 

第一その批判たるものや

深い洞察などがある訳ではなく、

どちらかと言えば批判の為の批判というか、

あんた本当に読んだの?とか、

あんたちゃんと理解できてんの?とか、

そういう低レベルな内容なんですね。

 

建設的な批判や

鋭い視点からの批判ならいざ知らず、

何だかアマゾンの評価は当てにならんなと思いました。

 

私は本書は人間関係に悩んでいる方や、

自分自身が見えなくなっている人には

そっとお渡ししたいくらいに良い本だと感じました。

 

それでは、また…。

 

 

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