おはようございます。
医師にQOLを高めた日常を送って頂くために、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
本日のブログのタイトルは、
『 iPS細胞が医療をここまで変える 実用化への熾烈な世界競争 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
『iPS細胞が医療をここまで変える 実用化への熾烈な世界競争』
山中 伸弥 監修/京都大学iPS細胞研究所 著 を読みました。
まさか京都大学で
あんな事が起こるとは思っていませんでしたので
ニュースの前に当ブログを書きました(苦笑)。
医療従事者の皆さんにとっては
きっとごく一般常識なのかもしれませんが、
巷を一世風靡したiPS細胞も
正直よくわからないんです。
そりゃ新聞やニュースで
聞きかじったレベルの知識はありますが、
いつかは勉強したいなあ…と思っていて、
お!この本ならわかりやすそうだなと思い
こわごわと手に取った次第です(笑)。
目次
序章 iPS細胞とはどのようなものか
ー研究ことはじめ、そして広がる可能性
第1章 iPS細胞研究最前線
ーCiRAでどのような研究がなされているのか?
第2章 熾烈さを増す世界的な研究競争
ーアメリカ編
第3章 熾烈さを増す世界的な研究競争
ーヨーロッパ・アジア編
第4章 iPS細胞での治療が期待される主要疾患
感想
あの山中教授が書いた本なら…と思っていたのですが、
山中教授は監修だけで、
実際の著者はiPS細胞研究所の方でした…。
よく確認すれば良かったのですが、
まあそれでも非常に勉強になりましたので
良しとします(笑)。
本書はまさにiPS細胞の概要から、
実際に各国がどのような取り組みをしているのか?
今後どんな疾患の治療に使われそうなのか?
とてもわかりやすく書かれており、
せめて概要だけでも理解したいという
私には最適な内容でした。
またこんな事を言ったら失礼ですけど、
著者の表現力、文章力が結構高くて
スッと頭に入ってきます。
文系人間の私にとっては
難解な語句が少なくない訳ですが、
各国の研究機関への取材時などは
小説のように面白おかしく読めました。
医師の転職や開業に携わる私にとっては
研究職って縁遠い世界なんですよね。
本書では研究職や、研究所についても
多様な情報を教えてくれて
その点でも自分にとっては有難かったです。
我が国もそうですし、
世界各国もそうですが、
研究機関には様々な役割があり、
多くの課題があるんですね。
資金が不足している状況の中でも
職員一丸となって
何とか回しているという現状の中でも
必死に研究で
成果を挙げようとしている事については
大変よく理解できました。
弊社も企業として
もっともっと成長して
寄付できるように頑張ろう…と思いました。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
すでにある程度の知識を持っていらっしゃる方には
ちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、
私のように概要だけでも
知っておきたいという方には
最適の書と思います。
自分自身は
科学に対して苦手意識があったのですが、
やっぱり科学って
面白そうだなという憧れを持ってしまいます。
だからこそ医師に対して
自然とリスペクトが持てて、
側面支援、後方支援するのが
私のミッションなんだろうなと
つくづく思いました。
スペシャリストをサポートするゼネラリストとして
今後も精進してまいります。
それでは、また…。
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