おはようございます。
毎日の読書が欠かせない
医療コンサルタントとして学び続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
海堂尊さんの医療小説にハマった私ですが、
このシリーズは見逃せません。
医療とはあまり関係がありませんが、
医師の海堂さんが書く。
1冊めを読んで、
その面白さを味わって以降、
2冊目、そして本書とワクワクしながら
楽しみながら読んでいます。
今回ご紹介する書籍は、
【 フィデル誕生 ポーラースター3 】 です。
本書をピックアップした理由
『 フィデル誕生 ポーラースター3 』
海堂 尊 文春文庫 を読みました。
前作、前々作もご紹介します。
恥ずかしながら私はほとんど知識がなくて、
海堂尊さんが書いているなら…という理由で読み始めて
すっかりハマってしまいました。
1作めはチェ・ゲバラの少年期、
2作めはチェ・ゲバラの青年期、
さあ、3作めは?
そろそろカストロだよね?
大いに楽しみにしながら
読み始めたのでした。
目次
1部 あるガリシア人の物語
1 旅たち
2 リベルタ・オ・ムエルテ
3 サンチャゴのロコ(悪たれ)
4 密使ローワン
6 ラフ・ライダーズ
7 ケトル・ヒル攻防戦
8 サンチャゴ沖海戦
9 セロ議会の落日
10 プラット介入
2部 ゆりかごの中の獅子
11 エポカ・デ・マチャド(マチャド時代)
12 眠れる獅子
13 エル・カルナバル
14 幼き誘拐魔
15 遅すぎた洗礼
16 星を仰ぐ
17 ルーズベルトに手紙を書こう
18 バネスの姫君
19 ハバナの陶酔
20 教育の殿堂
21 フィデル誕生
感想
いよいよフィデル・カストロの登場。
ほとんどカストロの事を知らない私は、
おお、こういう素性の人なのか?
ああ、こういう生い立ちの人なのか?と
素直にストーリーを楽しんでいたのですが、
どうも時代が合わない?
イメージと違う?
ん?と疑問だらけだったのですが、
こ・これ、カストロのお父さん?という事に
途中でようやく気付きました。
チェ・ゲバラの時とは違って、
時代背景を丹念に追い掛けてくれてますので
かなりわかりやすくて助かります。
時代が下るに連れて
ようやくフィデル・カストロが登場し、
成長していくごとに片鱗を見せてくれます。
正直、前半よりも中盤から後半のほうが
ワクワク感が増していきます。
あくまでもフィクションですから
どれが真実で、どれが虚構なのか、
私には判断が付かないのですが
それでも海堂さんのストーリーテラーぶりは
さすがのひと言です。
前作、前々作で主人公だった
チェ・ゲバラは何と本作では登場なし。
う~ん、そういう構成できたか!?と
驚くとともに
次作が楽しみになってしまう。
完全に海堂さんの戦略に乗せられています。
スペインから渡ってきた父。
キューバでどう生き延びてきたのか?
その父を憎み続けるフィデル・カストロ。
どんな少年期を過ごし、
大人への階段を登ってきたのか?
本作品はここまで。
交じり合ってくるのでしょう。
早くも次作が楽しみです。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
お父さんから丁寧に描いたのは
おそらく賛否両論でしょう。
私は正直いらないかな…と。
そ・れ・と…。
私は勝手に3部作だと思ってましたが、
違うのですね…。
集大成の3冊目と思っていたのに、
あれ?終わらない?なぜ?と思って
つい調べましたらまだ続きがあるのですね(笑)。
すぐに4冊目もポチっとしましたが、
5冊目もありそうです。
それならそれでいいのです。
だって面白いですから。
勉強にもなりますし。
このシリーズを読み終えたら
もう少し史実を学ぼうと思ってます。
それでは、また…。
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