ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

岩波文庫 の検索結果:

永遠平和のために

…ために 』 カント 岩波文庫 を読みました。 前述したように 平和がこれほど求められる時代は そうそうないのかもしれません。 逆に言うと 平和じゃないから 平和が求められるわけでして 人類は歴史から何も学んでいないとも言えますし、 いつまで殺し合いをするのか…… ホントいい加減にしなきゃいけないですよね。 別に戦争というシーンだけでなく、 昨今ではニュースを見ていても なぜそんなことをするのか?と疑問に感じるような とんでもない事件も多いじゃないですか。 このままでいいとは思…

後世への最大遺物・デンマルク国の話

…話 』 内村 鑑三 岩波文庫 を読みました。 自分で言うのも何ですが、 私の積ん読本棚ってステキです。 非常に魅力的な未読の本が山積みなんです。 そんな中でもかなり積ん読されているのが 岩波文庫なんです。 すぐ買っちゃうんですよ。 あ、面白そうと思うと即買いしちゃうんですが これがまたなかなか読まないんです(笑)。 いつか読むって自分では思ってるんですけど 岩波文庫のような古典は どうしても後回しになっちゃうところがあって 何かのきっかけでもないと どうも手が伸びないのですね…

君主の統治について - 謹んでキプロス王に捧げる -

…だけでしょう。 私も岩波文庫を読むようになったのは それなりの年齢になってからであって、 ああ、もっと早く読み始めておけばとは思いますけど 後悔先に立たずですね。 しょうがないです。 でも善い事を始めるのに遅すぎるなんてない。 そうとも言われますから 遅ればせながらではありますけど、 気持ちが乗った時には できるだけ古典を読むようにしています。 今回ご紹介する書籍は、 【 君主の統治について - 謹んでキプロス王に捧げる - 】 です。 本書をピックアップした理由 『 君主の…

マルクス・アウレーリウス 自省録

… 神谷 美恵子 訳 岩波文庫 を読みました。 何かの本だったか、 どなたかだったか、 本書をおススメしていて おお!と興味を持ちました。 恥ずかしながら マルクス・アウレーリウスという人物を 良く知りませんし、本書の存在も初めて知りました。 ですが、なぜか、ビビッと来たんですね。 まるで神の啓示のようなものです。 お前は本書を読みなさい。 今のタイミングで読みなさい。 そんな言葉が天から降ってきた感じです。 思わずそれに素直に従い Amazonでポチっと購入、 届き次第にすぐ…

努力論

…論 』 幸田 露伴 岩波文庫 を読みました。 いつだか授業で出てきただろう幸田露伴。 wikipediaで確認しましたけど う~ん、ほとんど知らないぞ…。 夏目漱石、森鴎外と並び称されていたそうですけど、 漱石や鴎外と比較すると若干地味かも? 実は何かの本を読んでいた時に、 この「努力論」について語られていて 努力好きな私は「ん?」と興味を持ちました。 そこで検索を掛けてみると 岩波文庫の本と 現代語訳された本が見つかりました。 きっと読みやすさや理解のしやすさを考えれば 現…

代表的日本人

…著 鈴木 範久 訳 岩波文庫 を読みました。 リーダーとは 構成員をより良い未来に導くべき存在であると 私は考えています。 私利私欲にまみれて 構成員に苦しみを与えるような人は リーダーとは言えず それどころか社会悪と言わざるを得ません。 我が国のリーダーは 完全に道を見誤っているように 私には思えて仕方ありませんが、 かつては立派なリーダーが この国には存在していたんですよね。 冒頭申し上げたように いつか読まなきゃと思っていた「代表的日本人」。 今読まねばいつ読むねん?と…

日本の聖域

…真っ先に向かうのは 岩波文庫の100円コーナー(笑)。 掘り出し物と出会えるんだ、これが。 ピンポイントで買うならネットですし、 何かいい本はないかなと買うのは書店。 暇さえあれば本屋に行くので 未読の本が100冊以上あります。 本屋で選び、 また自宅でも選ぶことになってます。 そんな中で今回ご紹介する書籍は、 【 日本の聖域 】 です。 本書をピックアップした理由 『 日本の聖域 』 「選択」編集部 編 新潮文庫 を読みました。 たまたまブックオフで見つけて ずいぶん前に購…

阿Q正伝・狂言日記

…魯迅 訳・竹内 好 岩波文庫 を読みました。 別に古典が好きな訳でもなく、 中国の歴史や文化に関心が高い訳でもなく、 魯迅に興味がある訳ではない私ですが、 興味関心がないから 手を出さないというタイプでもありません。 知らない事を知るという向上心や 自分の枠を広げたい思いは ひとイチ倍強いのです。 実は本書を購入したのは、 数年前の神田古本祭りでした。 ずっと書棚で眠っておったのですが、 次は何を読もうかな?と まだ読んでいない本を眺めていると さあ今回はこれを読みなさい!と…

経済発展の理論(上)(下)

…』 シュムペーター 岩波文庫 を読みました。 いつだったのか、 何の本だったのか、 そういう記憶は全くないのですが(笑)、 シュンペーターを読まなきゃ!と思った その事自体が私の記憶に刻まれていて たまたま出会った本書を購入しておきました。 しかし中身がかなり難しそうだったので なかなか手が伸びなかったのが正直なところです。 ただなぜか私はごく稀に難しそうな経済本を 無性に読みたくなることがありまして…。 たまたまそんな時期が到来し、 そろそろか…と本書を手に取りました。 目…

歴史哲学講義

…講義 』 ヘーゲル 岩波文庫 を読みました。 我が家の毎年の行事のひとつに 神田の古本まつりに行くというのがあります。 ブックオフでは見つからない書籍を 大量購入してきます。 今年も30冊ほど買ってきました。 その中で真っ先に読みたいと思っていたのが 本書なんです。 歴史好き、哲学好きの私には まさにピッタリの内容です。 しかも記憶にある限りでは ヘーゲルの本を読んだことはない。 これは読まなきゃアカンでしょう!と思いつつ 手に取った次第です。 目次 <上巻> 序論 A 歴史…

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

…です。 若かりし頃は岩波文庫の本が あまりにも難しくて 恥ずかしながら読めませんでした。 でもチャレンジし続けたからでしょうか、 最近はようやく理解できるようになってきました(笑)。 本日のブログのタイトルは、 【 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 】 といたしました。 本書をピックアップした理由 『 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 』 マックス・ウェーバー 岩波文庫 を読みました。 最近、岩波文庫が好きなんです。 まだ読んでいない本を置いている棚に 何…

この人を見よ

…見よ 』 ニーチェ 岩波文庫 を読みました。 少し前の事ですが 「ニーチェの言葉」という本が流行った時に、 ある方がこの本を読んでも ニーチェの思想は全然掴めないと述べていて、 なるほど、そんなもんかと思ってました。 とはいえニーチェの思想は ある人に言わせれば危険思想とも言われますし、 哲学好きの私としても なかなか手を出しずらい所があったのは確かです。 ただそれなりの哲学本を読み、 ニーチェに関して書かれた本も結構読み、 そこそこの知識は身に付けたつもりですし、 私も50…

社会契約論

…契約論 』 ルソー 岩波文庫 を読みました。 個人と国。 個人と自治体。 個人と職場。 現代はこれらの関係性が 何だか上手く行っていないような気がして しょうがないんですよね…。 個人の権利意識が強くなり過ぎたのでしょうか? それとも組織がおかしくなっているのか? こんな事を考えていた時に思い出したのが本書です。 ちょっと難し過ぎるかと不安でしたが、 今読め…と導かれているような気もして つい手に取ってみた次第です(笑)。 目次 第1編 ここでは、いかにして人間が自然状態から…

知性について

…ショーペンハウエル 岩波文庫 を読みました。 本年最後の書評ブログです。 いや~今年もよく本を読みました。 ざっと見たところ77冊になるのかな。 ホントは1年に100冊くらいは読みたいのですが、 なかなか簡単ではありませんね…。 え~、さて、私の読書のテーマは 人を知る、社会の仕組みを知るという事であります。 となると哲学はやはり欠かせません。 そうは言っても哲学は難解です。 さすがに哲学ばかりを学ぶ訳にも行かず、 でもそれなりの頻度で読んでいる方だと思います。 今回は知性に…

人間とは何か

…の私のテーマです。 岩波文庫は時々読みたくなって、 本書を見つけた時に マーク・トウェインが人間を語ってる!?と 嬉しくなって速攻購入しました。 本日のブログのタイトルは、 【 人間とは何か 】といたしました。 本書をピックアップした理由 『 人間とは何か 』 マーク・トウェイン 岩波文庫 を読みました。 トム・ソーヤの冒険で有名なマーク・トウェイン。 いや別に読んだ訳でもないですし、 恥ずかしながら マーク・トウェインの著書自体 今まで手に取った事はございません。 ただへイ…

星の王子さま

…サン・テグジュペリ 岩波文庫 を読みました。 きっとお読みになった方も多いでしょうね。 やっぱり不朽の名作だと思います。 私自身もいつか読んだ事があるような気がするけど、 全然覚えていないし(笑)、 たまたま本屋でピカピカ光ってたんですよね。 こういう時には素直に読んだ方が良いですよね~。 これは買わなきゃ…と思い即購入。 お陰さまで娘も本好きに育っているし、 そろそろこういう本を読ませたいなというのもあり、 まずは自分も再読して、 内容をしっかり頭に叩き込んだ上で 感想を話…

人生論

…論 』 トルストイ 岩波文庫 を読みました。 私は個人的に「哲学」を学ぶ事には 実に大きな意義があると考えています。 と言いながら「哲学」に興味を持ち始めたのは 20代の頃に「ソフィーの世界」を読み、 それから徐々に徐々に熱が高まってきて 30代後半くらいから 頻繁に読むようになっただけです。 なぜ哲学への関心が高まったかというと 人生とは何か? 人間とは何か? 社会とは何か? こういった事に対する 答えへの道標のように思ったからです。 人材紹介業という 人様の人生の転機で仕…

君たちはどう生きるか

…か』 吉野 源三郎 岩波文庫 を読みました。 東大王というテレビ番組をご存知でしょうか? 最近流行りのクイズ番組なのですが、 我が家では大人気でして いつも録画をして土日に家族で見ています。 この番組で東大生、京大生が選ぶ本という回があり、 本好きの私は大変興味を持って視聴しました。 そこで本書を取り上げており、 実はずいぶん前に購入して 本棚に置いてあった私は、 この番組をきっかけにして 手に取ったのでした(笑)。 目次 1 へんな経験 2 勇ましき友 3 ニュートンの林檎…

ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け

…ンドラーのリスト、 岩波文庫、サミュエル・ハンチントン、新潮45.マルチメディア、 永六輔、西部邁、大江健三郎、立花隆、大震災、新興宗教、 学歴、病気、戦争、マディソン郡の橋…などなど。 こういった身近な人物や 時事問題がテーマだけあって、 哲学的にはしっかりと論じてはいるのですが、 実に面白おかしく、現実的で人間味もあり、 禅問答のような難解さもあり、 これでいいじゃん!的なシンプルさあり、 もうこれ以上ないというくらい哲学を簡単に、 そして楽しく書いていますね。 著者の工…