ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60冊以上の本を通じて、人生や社会の構造を読み解いています。 読書感想にとどまらず、キャリアや人生に彩りを与える言葉を綴っています。読書好きな方と繫がりたい!

哲学 の検索結果:

ビッグボーイの生涯 五藤昇その人

…で城山さんは 休戦の哲学、休戦の美学を説き、 大きく休み、大きく生きたある男の人生の旅と述べています。 私たちは今1度、 人とは何だ? 人生とは何だ?と再考し、 これからの時代を作り直していかねばならぬ…と 大きな視点を持つ事ができる良書です。 仕事とは? 生きるとは何か?を学べる 私たち日本人が知っておくべき歴史のように感じました。 それでは、また…。 *ジーネットTV 動画も続々アップしています! <ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!> ・ジーネット株式会社 コ…

人間の学としての倫理学

…レスにおいて「人」の哲学が 同時に「社会」の学であるところに、 人間存在の個人的・社会的なる 二十性格が把捉せられていると言ってよい。 従って彼の「人の哲学」は、 内容的には「人間の学」となっているのである。 (P.55) 人が動物と異なって言葉を持つことは、 弁別すなわち理性を持つことにほかならない。 そうして言葉すなわち理性による自他の合一関係が 人間共同体の根柢なのである。 このことは人間関係が自他の間の理解的交通であり、 そうしてこの理解がすでに善悪正不正の弁別を含む…

賢く生きるより辛抱強いバカになれ

…夫さんでした。 私が哲学を学ぶようになった きっかけを作ってもくれた方です。 そのために稲盛さんの考え方、思想は かなり私の中に浸透していると思います。 そして対談相手が山中伸弥教授。 なぜ?とは思ったものの この2人の対談には物凄く興味を持ちました。 これは読まねば!と思い 即購入、すぐに読み始めたのでした。 目次 序章 京都賞受賞から4年後の再会 第1章 原点は父親の工場 第2章 挫折と回り道を繰り返した人生 第3章 ありったけを捧げる覚悟 第4章 高い頂を目指す力 第5…

広告の本

…訳でもなく、 むしろ哲学や倫理に近い広告論と言えます。 これは非常に勉強になりました。 最近のマーケッターは こういう観点が欠けているのではなかろうか? イメージ戦略に片寄り、 売れれば勝ちとばかりに何でもあり。 でもそこには最低限のモラルや 社会性が求められるはずなのに そんな事はおかまいなし…と私は感じていたので 1980年代の広告論の方が余程真っ当に思いました。 著者は広告には功罪があり、 いずれかだけに目を向けるのではなく また広告主や広告制作者だけではなく、 私たち…

「超」入門 学問のすすめ

…だけではなく、 人生哲学、組織論、国家論が書かれている名著です。 本書はそれを現代風にアレンジしながら 様々な例え話を駆使しながら かなりわかりやすくしてくれています。 読む価値はあると思います…が…。 評価 おススメ度は ★★★☆☆ といたします。 悪くはないんですけどね…。 やはり原作を読んだ方がいいかと。 どうしても著者が余計な事を述べてしまう(失礼)ので 逆に原作の価値が低減してしまっているような ちょっと残念な感じになってしまってるんです。 ただ入門編としての価値は…

歴史哲学講義

…イトルは、 【 歴史哲学講義 】 といたしました。 目次 [非表示] 1 本書をピックアップした理由 2 目次 3 感想 4 評価 本書をピックアップした理由 『 歴史哲学講義 』 ヘーゲル 岩波文庫 を読みました。 我が家の毎年の行事のひとつに 神田の古本まつりに行くというのがあります。 ブックオフでは見つからない書籍を 大量購入してきます。 今年も30冊ほど買ってきました。 その中で真っ先に読みたいと思っていたのが 本書なんです。 歴史好き、哲学好きの私には まさにピッタ…

専門医が集まる大型クリニック

…村豊の経営理念と医療哲学 第6章 めぐみ会が描く地域医療の未来図 感想 医療の形にこれが正解!というものは なかなかないのだと思います。 しかしこれが正解ではないか?と考えて、 その形作りに邁進する事は とても価値のある事だと思うのですね。 ましてそこに多くの患者さんが来院するのであれば それはひとつの正解でもあるでしょうし、 当然多くの患者さんを診療するためには、 それだけ多くの医師、看護師、医療事務などを 採用し、教育し、定着してもらわねばならないのですから 運営の苦労は…

闘争のエチカ

…文化人類学であれば、哲学であれ、 魂を導入することなく円滑に機能する。 文学だって、絵画だって同じことです。 (P.76) 流通するのは、いつも要約のほうなんです。 書物そのものは絶対に流通しない。 ダーウィンにしろ、マルクスにしろ、 要約で流通しているにすぎません。 要約というのは、 共同体が容認する物語への翻訳ですよね。 つまり、イメージのある差異に置き換えることです。 (P.87) 新聞において重要なのは、 いわゆる三面記事ですね。 三面記事というものは、 英雄が英雄と…

この人を見よ

…とも言われますし、 哲学好きの私としても なかなか手を出しずらい所があったのは確かです。 ただそれなりの哲学本を読み、 ニーチェに関して書かれた本も結構読み、 そこそこの知識は身に付けたつもりですし、 私も50歳になり、 そうそう簡単に人の思想に乗る事はないとも思え、 さあ時期は来たんじゃない?と考えて 本書を手に取ってみました。 目次 序言 なぜわたしはこんなに賢明なのか なぜわたしはこんなに利発なのか なぜわたしはこんなによい本を書くのか 悲劇の誕生 反時代的考察 人間的…

いたこニーチェ

…代を生き抜く為には 哲学を学ばなければいけないと思うようになったのは…。 ソフィーの世界を読んで哲学に関心を持ち、 社会人になって仕事を通して 多くの人と接し、社会の真相を知る事で、 段々と関心が高まったのだと思います。 ここ数年は折を見て哲学本を読むようになりました。 当ブログの書評でも結構書いていますね。 哲学を学ぶ意味は 人それぞれ持つものだと思いますが、 哲学を知らないと表層的な人生になりかねないと感じます。 毎日ただ惰性にように生きてはつまらないですよね。 もっと楽…

自省録 -歴史法定の被告としてー

…中で 堂々とした政治哲学を持った方は この方以降は出ていないように感じています。 とはいえ中曽根さんが総理だったのは 1982年~1987年の5年間です。 私が中学生から高校生の頃なんですね。 まあその頃は政治なんてこれっぽっちも興味なかったですし、 中曽根さんが何をしたとか、 全然覚えていないんですけど、 大人になる毎に様々な知識を身に付けていくと この方が総理をしていた時に行われた改革は かなり多いんですよね。 国鉄をJRに、 電電公社をNTTに、 専売公社をJTにしたの…

静かに 健やかに 遠くまで

…この方の仕事に対する哲学は 非常に勉強になるところが多いです。 本作品も楽しみにしながら手に取った次第です。 目次 第1章 生きてゆく日々 第2章 会社のメカニズム 第3章 男のライフ・スタイル 第4章 サラリーマンの敗者復活戦 第5章 世わたりの秘訣 第6章 家庭の姿かたち 第7章 老後の風景 感想 う~ん、いい! やはりピカイチにいい! さすがの城山さんです。 本書は城山さんの著書からテーマ別に 「箴言」を抜粋してエッセイのように仕上げています。 箴言(しんげん)とは… …

「できる人」という幻想

…少し深掘りというか 哲学的なアプローチがないと 働くという事を本当の意味で理解するには 到達できないかも…とは思いました。 私たちはもっと仕事論とか、 職業観を考え続ける必要がありそうです。 上っ面の流行り廃りではなく…。 評価 おススメ度は ★★★☆☆ といたします。 著者が最も伝えたいのは そろそろ若者に丸投げするのは止めよう、 みなが年齢相当の社会的責任を果たそうという事なのですが、 おそらく本書は若者向けに書かれており、 中高年には伝わらないでしょうし、 若者を甘やか…

お医者さん 医者と医療のあいだ

…諭していく…。 医療哲学。 私にはこの範疇にあるのではないかと 本書の価値をとても高く感じました。 いつもの如く私がグッと来た箇所をご紹介します。 医療の実態は何千年ものあいだに、 大きく変わった。 私は、結果から見れば、 それがすくなくともよいほうに変わってきたと思う。 だから、過去の医療そのもののなかに、 理想的なものの原型があったとは思われない。 ひとつだけ思いあたることがある。 この何千年間、いや何万年間かわからないが、 変わらないのは患者だ。 病人であること、病人と…

帰ってきたソクラテス

…野勝広です。 最近、哲学が面白くてしょうがありません。 私は変わり者なのでしょうか?(笑) ただ哲学を学ぶと どう考えれば良いか? どう生きていけば良いか?が 何となく見えてくるような気がするんです。 本日のブログのタイトルは、 【 帰ってきたソクラテス 】といたしました。 本書をピックアップした理由 『帰ってきたソクラテス』 池田 晶子 新潮文庫 を読みました。 以前に下記の本を読み書評を書きました。 ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け これはソクラテスと悪妻と言われるクサンチ…

孤高を恐れず 石橋湛山の志

…キリ述べる。 自身の哲学を持ち、 自分の信じる道を歩む。 それが石橋湛山ですね。 おそらく湛山は首相を目指していた訳ではないと思います。 ただ言いたい事を言い、 言った事に責任を取ってきたら、 いつの間にかそういう立場が近づいてきた…。 覚悟を決めて首相になったら病が発症。 あ、ちなみにその際にはあの日野原重明先生が 治療をされたようです。 えっと話しを戻して… 石橋湛山の生き方、考え方は 参考になる点が多く、 どんな時代でも、 どんな社会でも必要とされるように思います。 な…

知性について

…あります。 となると哲学はやはり欠かせません。 そうは言っても哲学は難解です。 さすがに哲学ばかりを学ぶ訳にも行かず、 でもそれなりの頻度で読んでいる方だと思います。 今回は知性について。 最近、私は知識よりも 知性や知恵の方が重要だと感じる事が多く、 しかもショーペンハウエルの本は初めてですので 読み切れるかな…と若干不安な思いもあったのですが 思い切ってチャレンジしてみました。 目次 ・哲学とその方法について ・論理学と弁証法の余論 ・知性について ・物自体と現象との対立…

失われた志 対談集

… トップの考え方とか哲学、 そういうものがなければいけない。 司馬遼太郎さんも言っていたが、 資本主義は個人主義であり、 個人主義の暴走を食い止めるのはトップである。 トップのものの考え方、哲学が大切だと。 しかし、それが戦後50年で全部なくなってしまった。 (P.262) たしなみが社会全体で失われている。 (P.262) 最近、企業の重役を見てびっくりするのは、 ほとんど本を読まないということです。 しかも古典を読まない。 (P.264) 会社でも何でも、 リーダーという…

Die革命 医療完成時代の生き方

…?死ぬって何だ?と 哲学的な領域まで踏み込んでいる。 なのにiPS細胞の実用化であったり、 AI、ビッグデータ、ロボット、VR/XRなど 最新テクノロジーについても 実にわかりやすく語られています。 現在の医療を登山の9合目に例え、 ここから頂上まで登り切る為の課題も取り上げつつ でも医学はそれを克服し、 私たちは不死時代を迎えるだろう…と説明します。 人生100年時代と言われるように 確かにもうすぐそんな時代が来るのかもしれない。 そう思いますが、 著者はそういう時代が訪れ…

ビジネスエリートの新論語

…の悲劇 運命論が至上哲学 サラリーマンと格言 不幸という喜び 第2部 人の老サラリーマン あるサラリーマン記者 「司馬遼太郎」誕生のころ) 感想 本書は昭和30年にまだ新聞記者をしていた頃の 司馬遼太郎さんが本名の福田定一で刊行した 「名言随筆サラリーマン ユーモア新論語」を 元としているそうです。 2016年に復刊したらしいです。 でも約60年も前の内容ですからね…。 さすがに時代が違うなあと思わされる部分はあります。 ただ、何だろう、 司馬遼太郎さんの基礎というか、 テイ…

昭和のエートス

…基礎づけようと試みた哲学者たちは 多かれ少なかれ似たような語法にたどりつく。 (P89 白川先生から学んだ二、三のことがら) 言語は人間的な事象である。 あるいは人間は言語的な事象であると言い換えてもよい。 「はじめに言葉があった」というのは 人間と人間的世界が言葉と同時に誕生したということである。 呪いは人間的な事象である。 自然のうちには呪いなど存在しない。 人間だけが人間を呪い、 人間だけが祓うことができる。 それは人間世界内部でのみ通用する「通貨」である。 祝福も同じ…

人間とは何か

…やり取りを通して、 哲学的なアプローチが自然となされており 考えれば考える程に自分自身の思考が深まっていくのです。 メインテーマは、 人間が全く環境に支配されながら 自己中心の欲望で動く機械にすぎないという事なのですが、 まあ普通に考えれば 人間ってそんなもんかなと疑問に思いますし、 そこまで言わなくても…と不安にもなります。 しかし正義、社会貢献、人類愛など 人間の美徳と言えるようなものを徹底的に否定し、 所詮、自分の為だけにやるもんだという論理には 青年と同じように反論し…

人間関係

…らも人生を学ぶという哲学 感想 どう考えてみても 大きな観点での人間関係には 正解というものはないと思います。 例えばAさんとBさんの中での 人間関係であれば そりゃ正解ってものはあるかもしれません。 でもそこにCさんが加わったら? Dさんも入ってきたら? Bさんが抜けてしまったら? おそらく人間関係の形は その都度、変わっていき、 その変化に柔軟に対応していかねば 円滑な人間関係は成立しないと思うのです。 このような複雑系である人間関係について 曽野綾子さんがどんなエッセイ…

待場の読書論

…驚きです。 この方は哲学からマンガまで(笑)、 日本文学から世界中の文学まで、 あらゆる書籍を読んでるんじゃないか?と思うほどの 圧倒的な幅広さに感銘を受けました。 ここからはいつもの如く、 私が本書の中でうむむ…と唸らせられた箇所を ご紹介いたします。 「うまく説明できないもの」に反応する知性、 それを「導き手」として「前段」を「案出する力」、 それがどれほど稀有のものであり、 また真に知性的なものであるかは、 シャーロック・ホームズが嘆くように、 まだ人々には十分に理解さ…

若さに贈る

…少なりとも自分なりの哲学を作り上げてますので、 松下幸之助と雖も、 何でもかんでも賛成です!とは 言えなくなっているという事かと思います。 まあそうは言ったって、 グッと惹かれる部分もあって あっという間に読み終えてしまったので、 やはり人生を生きる上での 大切なエッセンスは本書のあちらこちらに 散りばめられていると言えるでしょう。 まだまだ日々勉強です。 それでは、また…。 <若さについて書いた過去記事もご覧下さい!> ・勤務医、開業医以外の第3の道!? ・医師のセカンドキ…

方法序説・情念論

…いるはずだし、 結構哲学も学んできたし、 今なら読めるはず!と思い 読み始めたのでした。 目次 方法序説 情念論 第一部 情念一般について。 そしてついでに、人間の本性全体について 第二部 諸情念の数と順序について、 ならびに六つの原始的情念について 第三部 特殊情念について 書簡集 感想 う~ん、深い。味わい深い。 いろ~んな事を考えさせられました。 そしてデカルトさんが かなり謙虚な姿勢を持っていて、 どこまでも学ぼうとする意欲や より良いものを受け入れようという態度に …

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

…社会は今後、 倫理や哲学をもっと考えていかねば、 永遠に虚偽情報と 付き合っていかねばならないのでしょう…。 さて、医療や健康という幅広いテーマではなく、 シンプルに「食事」にフォーカスしても やれ〇〇食事健康法だとか、 △△を食べ続ければ痩せるとか、 エビデンスのない怪しい情報はホント多いですよね。 私自身はまったくそういう情報にも 興味を持ちませんし、 乗っかる事はなかったのですが、 意外と気にしている方は少なくありません。 でも場合によっては自分の身体に害になる事もあり…

医療につける薬 内田 樹・鷲田 清一に聞く

… 鷲田氏は当今随一の哲学家として、 内田氏は世界最高レベルの思想家、武道家として、 それぞれのバックボーンを大いに発揮しながら 医療について語ってるんです。 これが面白くない訳がない…(笑)。 最初は岩田先生と鷲田氏の対談。 次が岩田先生と内田氏の対談で 最後は岩田先生、鷲田氏、内田氏の 3名でのディスカッション。 本書に書かれている内容については やはりどうしても賛否両論はあるのでしょうが、 議論の出発点というか、 話しがこんがらがってしまった時に立ち返る 原点が本書にはあ…

キリスト教は邪教です!現代語訳『アンチクリスト』

…になると感じました。 それでは、また…。 <哲学について書いた過去記事もご覧下さい!> ・怒りはその人の哲学が現れる? ・仕事にも哲学を! ・働き方が変われば哲学も変わる?我思うゆえに我あり…の再定義!? <ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!> ・ジーネット株式会社 NEWコーポレートサイト ・医師向け情報提供IBIKENサイト 医療ビジネス健全化協議会 ・ジーネット㈱ twitterアカウント ・ジーネット㈱ facebookページ いいね!と思ったら下記もポチ!

医者が考える「見事」な最期の迎え方

…きざま、死にざま、 哲学的なアプローチ、 よくぞここまで多様な展開で 死という非常に重い命題を 自然に受け止めるべく導いてくれました。 必要以上に深刻に受け止めるでもなく、 だからと言って軽々しく受け流すのでもなく、 一般人がちょうど良く実感できるところで 考える事ができるように上手く導いてくれます。 よく言われる事ではありますが、 「死」を意識する事によって 「生」が充実するというのは やっぱりあると思うんですね。 現代人はあまりにも「死」が 日常から遠ざかってしまったので…